埃(@hokori_4649)が制作した短編ホラーADV『ふたりぼっちの海』が、ノベルゲームコレクションで無料公開されている。夏休みの肝試しをきっかけに怪異となった少女と、その後も毎晩彼女に会いに行く友人の物語を描く作品だ。
大がかりな探索や戦闘ではなく、夜の海で交わされるふたりの会話と選択肢が中心。一周は約15分で、プレイヤーの選択によって全7種類のエンディングへ分岐する。
クイックサマリー
- タイトル: ふたりぼっちの海
- 形式: ゲーム / 短編ホラーADV
- 制作: 埃(@hokori_4649)
- ゲーム制作: 埃
- イラスト: 埃
- 配信: ノベルゲームコレクション
- 価格: 無料
- 対応環境: PCブラウザ、スマートフォンブラウザ、Windowsダウンロード版
- 一周の目安: 約15分
- ノベルゲームコレクション上のプレイ時間: 30分
- エンディング: 全7種類
- 基本システム: 会話、選択肢による分岐
- 公式タグ: ホラー、マルチエンディング、人外
- 舞台: 夏休みの夜の海
- 主要人物: 主人公、怪異となった女友達
- 怪異: 夜波さま
- あらすじ: 肝試しをきっかけに怪異となった友人のもとへ、主人公が毎晩会いに行く
- テーマ: 友情、怪談、怪異、身体の変化、喪失
- 注意要素: 流血表現、暴力描写、ホラー展開、多眼、多腕
- 実況・配信: 全編可能
- おまけページの配信: 可能
- 収益化: 可能
- 感想・FA用ハッシュタグ: #ふたりぼっちの海
- イベント: ティラノフェス11参加作品
- 関連作品: 『ラブコメスイッチ』
- インドネシア語: 公式ローカライズなし
公開告知とビジュアル
海に伝わる「夜波さま」の怪談
物語の背景にあるのは、とある海にまつわる怪談だ。かつて失恋を苦にした女性がそこで命を絶ち、それ以降、夜に海へ近づいたカップルに異変が起こるようになったという。
噂では、カップルのうち女性だけが海へ連れ去られ、やがて「夜波さま」と呼ばれる怪異になってしまう。
主人公はその怪談を知りながら、女友達を肝試しに誘ってしまう。そして噂は現実となり、友人は本当に怪異へと変貌する。
それでも主人公は彼女から離れず、夜ごと海へ足を運ぶ。以前のような他愛ない会話を続ける一方で、友人の姿は日に日に変化していく。かつての関係と、もう元には戻れない現実。そのずれが本作の恐怖を作り出している。
一周約15分、選択によって全7種類のENDへ
ゲームは、夜の海で交わされるふたりの会話を軸に進行する。途中で現れる選択肢によって展開が変わり、最終的には7種類のエンディングへ分岐する。
制作者による一周の目安は約15分。一方、ノベルゲームコレクションの作品ページではプレイ時間30分と表示されているため、読む速度やどこまで分岐を追うかによって実際のプレイ時間には幅がありそうだ。
一回のプレイが短いため、別の選択肢を試しやすい点も特徴。長編を何時間もやり直すのではなく、少しずつ判断を変えながら異なる結末を探していける。
ファミ通では、コミカルな部分を含みつつ、怖さとほんのり切ない雰囲気を持つ作品として紹介されている。怪異になった相手が、それでも毎晩会話を続ける友人であることが、その独特な温度感につながっている。
日を追うごとに人間から離れていく友人
怪異化は一度起きて終わりではない。公式紹介では、日を追うごとに友人の様子がおかしくなっていくことが、本作の特徴として明記されている。
注意事項には流血表現、暴力描写、ホラー展開のほか、多眼・多腕も記載。会話中心の作品ながら、身体が怪異へ変わっていく様子はビジュアルでもはっきり描かれる。
戦闘やサバイバル要素を前面に出すのではなく、毎晩同じ相手に会いながら少しずつ変化を目撃することで緊張感を高めていく構成だ。
言葉を交わせる部分は以前と変わらないのに、見た目だけは確実に人間から遠ざかっていく。その落差が、単純な怪物との遭遇とは異なる切なさにもつながっている。
PC・スマホのブラウザからすぐにプレイ可能
『ふたりぼっちの海』は、無料ゲーム投稿サイトノベルゲームコレクションで公開中。
ファミ通ではPCとスマートフォンのブラウザから遊べることが案内されており、公式作品ページにもブラウザで直接起動するためのプレイボタンが用意されている。
Windows PC向けにはダウンロード版も配布。ブラウザ版とあわせて、自分の環境に合わせた方法を選べる。
また、本作はティラノフェス11参加作品として登録されており、ノベルゲームコレクションでは「ホラー」「マルチエンディング」「人外」のタグが付けられている。
実況・収益化・ファンアートにも対応
実況に関するガイドラインは比較的オープンだ。おまけページを含む全編の実況・配信が可能で、動画やライブ配信の収益化も認められている。
TRUE ENDではクレジットが流れるものの、制作者は実況動画や配信を投稿する際、用意されたクレジットを概要欄にも記載してほしいと案内している。
ゲーム制作とイラストは埃が担当。BGMにはOtoLogic、BGMer、GT-K、Kei Morimoto、SEASIDE STUDIO、稿屋 隆、蒲鉾さちこ、Phaleneらの楽曲を使用し、背景素材はみんちりえ、効果音はOn-Jin ~音人~、OtoLogic、効果音ラボなどがクレジットされている。
感想やファンアートの投稿も歓迎されており、ハッシュタグ#ふたりぼっちの海が案内されている。
前作『ラブコメスイッチ』とのつながり
公式ページでは、埃の前作『ラブコメスイッチ』との関連も紹介されている。
同作では、影野の人間の姿を攻略できると明記。『ふたりぼっちの海』を遊んだ後に前作へ触れることで、キャラクターに関する別の側面を知ることができる。
『ラブコメスイッチ』は一ルート約1時間半の攻略ゲームで、恋愛、コメディ、ホラー、マルチエンディング、バッドエンドを組み合わせた作品。主人公の性別によってキャラクターの反応や攻略難度も変化する。
前作とのつながりはあるものの、『ふたりぼっちの海』自体は短編ホラーとして独立して遊べる構成になっている。
注目ポイント
1)怪異になった相手が「友人」のまま
知らない怪物から逃げるのではなく、すでに近しい人物が少しずつ変わっていくこと自体が恐怖になる。
2)短時間で7種類の結末を追える
一周約15分のため、選択肢を変えて別のルートを探すハードルが低く、マルチエンディングとの相性がいい。
3)夜波さまの怪談が物語の原因そのもの
海の怪談は雰囲気作りだけではなく、友人が怪異化した直接の原因としてストーリーに組み込まれている。
4)怖さの中にコミカルさと切なさが残る
日常的な会話と異形化していく姿を同時に描くことで、純粋な恐怖だけではない読後感を作っている。
ゲーム情報
現時点で確認できる追加情報は以下の通り。
- ノベルゲームコレクションで無料公開中
- PC・スマートフォンのブラウザからプレイ可能
- Windows向けダウンロード版も配布
- 一周の目安は約15分
- ノベルゲームコレクション上のプレイ時間表記は30分
- 選択肢によって全7種類のエンディングへ分岐
- 会話を中心に進む短編ホラーADV
- 戦闘システムは案内されていない
- 公式タグは「ホラー」「マルチエンディング」「人外」
- ティラノフェス11参加作品
- おまけページを含む全編の実況・配信が可能
- 動画・ライブ配信の収益化も可能
- 配信時は概要欄へのクレジット記載が案内されている
- TRUE ENDではクレジットが表示
- 感想・ファンアートは#ふたりぼっちの海での投稿を歓迎
- 流血、暴力、ホラー、多眼、多腕の表現を含む
- ゲーム制作・イラストは埃が担当
- BGM、背景、効果音には複数のクリエイター・素材サイトを使用
- ノベルゲームコレクション公式ページからプレイ可能
- 制作者の情報は埃の公式Xで確認できる
- 関連作品は『ラブコメスイッチ』公式ページからプレイできる
まとめ
『ふたりぼっちの海』は、夜の海とふたりの会話という小さな舞台から、友人が日ごとに人間から遠ざかっていく恐怖を描く短編ADVだ。プレイヤーの選択によって全7種類の結末へ分岐し、ふたりの関係がどこへ辿り着くのかを異なる形で見届けられる。
PC・スマートフォンのブラウザとWindowsダウンロード版で無料公開中。一周約15分というコンパクトな構成に加え、『ラブコメスイッチ』とのつながりも用意されている。
- Novel Game Collection — Official Game Page, Playtime, Endings, Content Warnings, Credits, Streaming Rules, and Play Options
- Official X — Futaribocchi no Umi Release Announcement, Short Horror Format, and Seven Endings
- Famitsu — Story Premise, Yonami-sama Legend, Browser Availability, and Tone Overview
- Novel Game Collection — Love Comedy Switch, Previous Game Connection, Route Length, and Gameplay Information