劇場アニメーション『魔法使いの夜』の最終予告が、2026年9月30日に公開された。11月20日の国内公開を前にした最後の予告映像で、約90秒の中に蒼崎青子、久遠寺有珠、静希草十郎の日常から、ufotableによる魔術戦まで多数の新規カットが盛り込まれている。
あわせて主題歌がsupercellの新曲「夜と青」に決定。作詞・作曲・編曲をryo、歌唱をやなぎなぎが担当する。原作ビジュアルノベルの楽曲でも強い印象を残した組み合わせが再び『魔法使いの夜』に参加するほか、スタッフ詳細、こやまひろかず描き下ろしのキャラクタービジュアル、新たなムビチケ前売券、国内外の上映規模も明らかになった。
クイックサマリー
- 作品名: 魔法使いの夜
- グローバルタイトル: Witch on the Holy Night
- ローマ字表記: Mahoutsukai no Yoru
- 形式: 劇場アニメーション
- 原作: 奈須きのこ / TYPE-MOON
- アニメーション制作: ufotable
- 国内配給: 東宝 / アニプレックス
- 日本公開日: 2026年11月20日
- 最終予告: 2026年9月30日公開
- 最終予告の長さ: 約90秒
- 位置づけ: 劇場公開前最後の予告
- 映像内容: 多数の新規カット
- 映像内容: 青子、有珠、草十郎の日常
- 映像内容: アクション・魔術戦
- 主題歌: 夜と青
- アーティスト: supercell
- 作詞: ryo
- 作曲: ryo
- 編曲: ryo
- 歌唱: やなぎなぎ / Nagi Yanagi
- 最終予告: 「夜と青」の1番をフル使用
- 原作とのつながり: ryoとやなぎなぎは原作ビジュアルノベルの楽曲にも参加
- 原作ゲーム楽曲: 星が瞬くこんな夜に / Hoshi ga Matataku Konna Yoru ni
- 蒼崎青子: 戸松遥
- 久遠寺有珠: 花澤香菜
- 静希草十郎: 小林裕介
- 青子: 高校生であり魔法使い見習い
- 有珠: 青子と暮らす魔術師
- 草十郎: 山から都会へやってきた転校生
- 時代: 1980年代後半
- 物語: 本来交わるはずのなかった3人の出会い
- 監督: 竹内將
- 総監督: 近藤光
- キャラクターデザイン: 都築萌
- 総作画監督: 永森雅人
- 原作キャラクターデザイン: こやまひろかず
- 原作キャラクター原案: 武内崇
- 脚本制作: ufotable
- 音楽: 深澤秀行
- 撮影監督・フィニッシング演出監督: 寺尾優一
- 美術監督: 衛藤功二
- 色彩設計: 松岡美佳
- 3D監督: 佐藤号宙
- 編集: 神野学
- 新ビジュアル: こやまひろかず描き下ろしキャラクタービジュアル
- ビジュアル: 青子と有珠を描写
- 新ムビチケ: 2026年10月2日発売開始
- ムビチケ基本価格: 1,500円
- 国内上映館: 347館
- 海外展開: 2027年1月から順次
- 展開規模: 45以上の国と地域
- 米国 / カナダ: 2027年1月29日
- インドネシア: 現時点の発表スケジュールに公開日の記載なし
- 現在: 劇場公開前
最終予告、主題歌、キャラクタービジュアル

3人の日常と魔術戦をつなぐ“最後の予告”
9月30日に公開された映像は、『魔法使いの夜』が国内劇場公開を迎える前の最後の予告となる。
制作側は今回の映像を、これまでの予告の中でも最大ボリュームと位置づけている。約90秒の中では、それまで個別に見せられることの多かった本作の二つの側面がひとつにつながった。
一つは、蒼崎青子、久遠寺有珠、静希草十郎が送る日常だ。青子は昼間、高校生として生徒会長も務める一方、夜になると同居する有珠とともに魔術の修練を続ける。
そこへ山から都会へ出てきた草十郎が転校生として現れ、二人が保っていた生活の均衡が少しずつ変わり始める。
もう一つは、劇場作品らしいスケールまで広がったアクションだ。新規カットでは魔術の発動、キャラクター同士の対峙、夜の風景が一変する場面などが次々と映し出され、ufotableらしいエフェクト表現も大きな見どころとなっている。
ただし、予告は争いの全貌を説明する構成にはなっていない。
穏やかな会話や表情と激しい戦闘を交互に見せることで、3人の関係こそが物語の土台にあることを崩さず、その先に待つ非日常を提示している。
その全体を音楽面から結びつけているのがsupercellの新曲「夜と青」だ。
supercellとやなぎなぎが再び『魔法使いの夜』へ
今回の最終予告で、映像と同じくらい大きな発表となったのが主題歌だ。
劇場版の主題歌はsupercellの「夜と青」。作詞・作曲・編曲をryo、歌唱をやなぎなぎが担当する。
この組み合わせは、『魔法使いの夜』にとって特別な意味を持っている。
原作ビジュアルノベルでも、supercellの「星が瞬くこんな夜に」をやなぎなぎが歌唱しており、作品の音楽的な記憶と強く結びついている。
そのため、劇場版で再びsupercellとやなぎなぎを迎えたことは、単に知名度の高いアーティストを起用したというだけではない。2026年の映画と原作作品の音楽を直接結び直す選択でもある。
supercellの新曲でやなぎなぎがボーカルを担当するのも、およそ15年ぶりとなる。
ryoも「夜と青」とともにsupercellが再び動き出すことを発信しており、『魔法使いの夜』がその再会のきっかけになった。
最終予告では「夜と青」の1番をフルで使用。映画公開前に楽曲をまとまった形で聴ける最初の大きな機会にもなっている。
青子、有珠、草十郎――物語の中心は変わらない
今回公開された正式なあらすじでは、3人の立場が改めて明確に整理されている。
蒼崎青子は高校へ通う少女でありながら、現代に生きる魔法使い。ただし、まだ見習いだ。
昼は学校生活を送り、夜になると同居人の久遠寺有珠とともに魔術の練習に明け暮れる。
そんな日常が変わり始めるのは、凍えるほど静かな雨の朝。
学校へ呼び出された青子は、山から都会へやってきた転校生静希草十郎と出会う。
魔法使い見習い、魔女、そして魔術の世界を何も知らない田舎者。
本来なら交わるはずのなかった3人が同じ場所へ集まり、その出会いが青子と有珠の“いつも通り”を変えていく。
最終予告では、この関係性が学校や日常の場面と大規模な魔術戦を並べる形で描かれている。
『魔法使いの夜』は派手な能力戦だけを描く作品ではない。3人の距離がどう変化していくのかという部分が、1980年代後半の世界観とともに物語の中心に置かれている。
監督・竹内將、総監督・近藤光で描く新たな劇場作品
9月30日には、劇場版を支えるスタッフも詳しく発表された。
監督は竹内將、総監督は近藤光。キャラクターデザインを都築萌、総作画監督を永森雅人が担当する。
原作でキャラクターデザインを担ったこやまひろかずは原作キャラクターデザインとして名を連ね、武内崇も原作キャラクター原案としてクレジットされている。
脚本制作とアニメーション制作はいずれもufotable。
技術面では寺尾優一が撮影監督・フィニッシング演出監督、佐藤号宙が3D監督、衛藤功二が美術監督、松岡美佳が色彩設計、神野学が編集を担当する。
そして音楽は深澤秀行。
原作ゲームのサウンドと深く結びついた作曲家が劇場版にも参加することで、新しい映像作品でありながら原作から続く音の感触も受け継がれる構成となった。
TYPE-MOON、原作スタッフ、ufotableそれぞれの流れを残しながら、劇場版独自の制作体制を組み上げている点が今回のスタッフ発表から見えてくる。
こやまひろかず描き下ろしビジュアルがムビチケにも
最終予告と同時に、こやまひろかず描き下ろしの新たなキャラクタービジュアルも公開された。
イラストでは、『魔法使いの夜』を象徴する存在である青子と有珠がひとつの画面に描かれている。
このビジュアルは宣伝用の一枚絵だけで終わらず、10月2日から発売される新たなムビチケ前売券にも使用される。
ムビチケの基本価格は1,500円。
スペシャルキービジュアルver.は一部劇場と通販で展開され、キャラクタービジュアルver.は通販で3種類から選択可能となっている。
ufotable関連店舗でも10月2日から公開前まで、ティザービジュアル、第1弾・第2弾キービジュアル、スペシャルキービジュアル、キャラクタービジュアルを使用した券面が販売される。
国内の上映館数も347館まで拡大。
プロジェクト最大規模の国内上映となり、最終予告公開は単なるPV展開の締めくくりではなく、本格的な劇場公開フェーズへの移行を示すタイミングにもなった。
世界45以上の国と地域へ。TYPE-MOON×ufotable企画も始動
『魔法使いの夜』は、日本公開後に海外へも大きく展開する。
発表済みの国際上映スケジュールは2027年1月からスタート。
サウジアラビアとUAEが1月21日、欧州の一部地域が26日・27日に続き、メキシコ、ブラジル、チリをはじめとする中南米、オーストラリア、ニュージーランド、イタリア、デンマーク、オランダ、ノルウェー、ポルトガルなどが28日に予定されている。
アメリカとカナダは2027年1月29日。同日にはイギリス、アイルランド、フィンランド、ポーランド、スウェーデン、インドも公開予定となっている。
スペインとカザフスタンは2月5日。
9月30日の発表では、全体で45以上の国と地域に展開すると案内された。
一方、インドネシアの公開日は現時点の発表スケジュールには含まれていない。
国内では劇場公開へ向けて「みんなで観よう!TYPE-MOON × ufotable」プロジェクトも始動する。
劇場版『空の境界』シリーズと劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』シリーズの見放題配信が予定され、ABEMAではTYPE-MOON × ufotable作品だけを集めた期間限定チャンネルも開設される。
さらに10月1日20時には、『Fate/Zero』放送15周年と『魔法使いの夜』劇場公開を記念したコラボビジュアルも公開予定。
新作映画の公開だけでなく、これまでTYPE-MOONとufotableが積み重ねてきた作品群全体を振り返る流れの中に『魔法使いの夜』を置く展開となっている。
注目ポイント
1)日常と魔術戦、二つの顔がひとつの予告に集約された
青子、有珠、草十郎の関係性を残したまま、ufotableが劇場作品として描く魔術戦のスケールも大きく見せている。
2)supercellとやなぎなぎが原作から映画へ音楽をつなぐ
「夜と青」は新曲でありながら、ryoとやなぎなぎという組み合わせそのものが原作の音楽史と直結している。
3)劇場展開の規模がさらに大きくなった
国内347館、新ビジュアル、複数のムビチケ、45以上の国と地域への展開と、劇場作品としての規模が明確になってきた。
4)TYPE-MOON × ufotableの長い流れの先にある作品
『空の境界』や『Fate/stay night [Heaven's Feel]』などで積み重ねてきた両者の関係が、『魔法使いの夜』へと続いている。
『魔法使いの夜』劇場版情報
現時点で判明している主な追加情報は以下の通りです。
- TYPE-MOONのビジュアルノベルを原作とする劇場アニメーション
- 日本語タイトルは『魔法使いの夜』
- グローバルタイトルはWitch on the Holy Night
- ローマ字表記はMahoutsukai no Yoru
- PC版原作は2012年4月12日発売
- フルボイス・フルHD版はPS4 / Nintendo Switchで2022年12月8日発売
- Steam版は2023年12月14日発売
- 物語の舞台は1980年代後半
- 蒼崎青子は魔法使い見習い
- 昼は学校生活を送る
- 夜は有珠と魔術修練を行う
- 久遠寺有珠は青子と暮らす魔術師
- 静希草十郎は山から都会へやってきた
- 草十郎は転校生として青子と出会う
- 蒼崎青子役は戸松遥
- 久遠寺有珠役は花澤香菜
- 静希草十郎役は小林裕介
- 原作は奈須きのこ・TYPE-MOON
- 原作キャラクターデザインはこやまひろかず
- 原作キャラクター原案は武内崇
- 監督は竹内將
- 総監督は近藤光
- キャラクターデザインは都築萌
- 総作画監督は永森雅人
- 脚本制作はufotable
- アニメーション制作もufotable
- 撮影監督・フィニッシング演出監督は寺尾優一
- 3D監督は佐藤号宙
- 美術監督は衛藤功二
- 色彩設計は松岡美佳
- 編集は神野学
- 音楽は深澤秀行
- 国内配給は東宝・アニプレックス
- 主題歌は「夜と青」
- アーティストはsupercell
- 作詞・作曲・編曲はryo
- 歌唱はやなぎなぎ
- 原作ビジュアルノベルでは「星が瞬くこんな夜に」でもsupercellとやなぎなぎが参加
- 最終予告は約90秒
- 最終予告公開日は2026年9月30日
- 日本公開日は2026年11月20日
- 国内上映館数は347館
- 最新キャラクタービジュアルはこやまひろかず描き下ろし
- 新たなムビチケは10月2日発売開始
- 基本価格は1,500円
- 海外劇場展開は2027年1月から開始
- 45以上の国と地域で展開予定
- アメリカ・カナダは2027年1月29日
- インドネシア公開日は現時点で未発表
- 本編上映時間は確認できる公式情報では未発表
- 作品情報はOfficial Websiteで公開
- 最新情報はOfficial Xで発信
- 最終予告告知はExact Official X Postで公開
- 最終予告はOfficial Final Trailerで視聴可能
- 前売券情報はOfficial Ticket Pageで確認可能
まとめ
『魔法使いの夜』の最終予告によって、劇場版の全体像はかなり鮮明になった。青子、有珠、草十郎の関係、ufotableによるアクション、主要スタッフ、そしてsupercellの主題歌が、11月20日の国内公開へ向けてひとつにつながった形だ。
海外では2027年1月から2月にかけて劇場展開が予定されている一方、インドネシアの公開日はまだ発表されていない。「夜と青」でryoとやなぎなぎが再び組み、TYPE-MOON × ufotableの過去作品を振り返る企画も始まるなど、原作とこれまでの映像化作品の歴史を強く意識した公開準備が進んでいる。
- Witch on the Holy Night / X — Official September 30, 2026 Final Trailer and supercell Theme Song Announcement
- Witch on the Holy Night Official Website — Final Trailer, Theme Song, Synopsis, and Full Film Staff Announcement
- Aniplex / YouTube — Official Witch on the Holy Night Final Trailer Featuring supercell’s “Yoru to Ao”
- Witch on the Holy Night Official Website — Hirokazu Koyama Character Visual and October 2 MoviTicket Announcement
- Witch on the Holy Night Official Website — Official MoviTicket Designs, Sales Dates, and Pricing
- Witch on the Holy Night Official Website — TYPE-MOON × ufotable Pre-Release Streaming and Collaboration Project
- Animate Times — September 30, 2026 Official Information on 90-Second Trailer, 347 Japanese Theaters, and Global Rollout
- Crunchyroll — Worldwide Theatrical Release Schedule Beginning January 2027