個人ゲーム開発者の三好静香氏が手がけるダークアドベンチャーRPG『PATRICIDE(パトリサイド)』のSteamストアページが、2026年9月1日に公開された。かつて『Inner Truth』のタイトルで開発されていた作品で、PC版は2026年12月の発売を予定している。
物語の中心となるのは、父親を殺した少女たち。教会で目覚めた彼女たちは、すでに死んだはずの父親と再会する。罪悪感や心の傷、愛と憎しみを描くストーリーに加え、3D探索、アクションとターン制を組み合わせた戦闘、“共感”を戦術に変える「感情システム」が大きな特徴となっている。
クイックサマリー
- タイトル: PATRICIDE
- 日本語タイトル: パトリサイド
- 旧タイトル: Inner Truth
- ジャンル: ダークアドベンチャーRPG
- 開発: 三好静香 / Miyoshi Shizuka
- パブリッシャー: 三好静香 / Miyoshi Shizuka
- 開発形態: 個人ゲーム開発
- 改題発表: 2026年8月23日
- Steamストアページ公開: 2026年9月1日
- マイルストーン: ウィッシュリスト1,000件突破
- 達成日: 2026年9月4日
- 対応機種: PC / Steam
- Steamでの状況: 発売前
- 発売時期: 2026年12月予定
- 具体的な発売日: 未発表
- 国内予定価格: 2,530円(税込)
- プレイ形式: シングルプレイ
- 対応OS: Windows 10 / 11
- 対応言語: 日本語
- 対応言語: 英語
- 対応言語: 簡体字
- インドネシア語: 非対応
- Steamフル音声: 記載なし
- Steamで明記された主人公: Tsubaki、Kocho
- 物語の核: 父親を殺した少女たち
- 冒頭で描かれる場所: 教会
- 中心となる謎: 死んだはずの父親との再会
- 主なテーマ: 罪悪感、心の傷、愛、憎しみ、過去
- 舞台: 現代日本
- 戦闘: アクション×ターンベース
- 戦闘中の移動: ステージ内を自由に移動可能
- 戦術: 遮蔽物、遠距離攻撃を活用可能
- 敵の動き: プレイヤーの行動中は停止
- 独自システム: 感情システム
- 感情: キャラクターに装備可能
- 見た目の変化: 装備した感情に応じて表情が変化
- 共感: 相手の怒りや悲しみに働きかける
- ゲーム上の効果: 敵を弱体化可能
- その他の効果: 一部の相手を仲間に勧誘可能
- 新たな感情: ストーリー進行で獲得
- 探索: 狭い隙間、はしご、鍵開け、足場ジャンプ
- 探索報酬: 隠されたアイテムや装備
- Story Mode: カメラワークとテキストを組み合わせた演出
- Battle Mode: 必殺技でカットイン演出
- Steamジャンル: Action、Adventure、Indie、RPG、Strategy
- Steamユーザータグ: Dark、Psychological、Story Rich、Anime、Turn-Based Combatなど
- Steam成人向け説明: 心身の苦痛表現、暴力表現
- 公式年齢レーティング: 確認できた公式情報では未発表
- Steam Next Fest: 参加決定
- 日本向け告知での期間: 2026年10月20日~27日
- Steam Next Fest体験版: 期間中に配信予定
- 現在遊べる別体験版: itch.ioで配信
- itch.io体験版: Version 2.9.0
- ファイルサイズ: 約2.4GB
- itch.io記載エンジン: Unity
- その他の制作ツール: Blender、Clip Studio Paint
- 現在: 開発中
『PATRICIDE』トレーラー、Steam、ゲームプレイ

『Inner Truth』から『PATRICIDE』へ改題
三好静香氏は2026年8月23日、開発中の作品名を『PATRICIDE』へ正式に変更すると発表した。
長期間使用してきたタイトルを変更することについて、開発者は簡単な決断ではなかったと説明。一方で、プロジェクトにとって必要なステップであり、新たなタイトルのほうが「どのようなゲームなのか」を以前より明確に伝えられるとした。
Famitsuの記事では、その意味がさらに分かりやすく紹介されている。“patricide”は父親殺しを意味する言葉であり、父を殺した少女たちを描く本作のストーリーそのものに直結するタイトルだ。
改題にあわせてストアページも全面的に刷新された。itch.ioの開発ログには、『Inner Truth』として継続的に更新されていた時期から『PATRICIDE』へ移行するまでの記録が残されている。
死んだはずの父親と教会で再会
現在のSteamページでは、TsubakiとKochoが教会で目を覚ます場面が物語の導入として紹介されている。
そこでふたりが再会するのは、すでに死んだはずの父親だ。
目の前にいる父は本物なのか。それとも、強い罪悪感と傷ついた心が生み出した幻なのか。少女たちは記憶の扉を開き、自分たちの過去と向き合うことになる。
背景にある現代日本も明るい場所としては描かれない。「口先だけの正義」「すべては自己責任」といった言葉が並び、追い詰められた人間に逃げ場を与えない社会そのものが物語の圧迫感につながっている。
つまり、父親との関係だけではなく、彼女たちを取り巻く社会環境まで含めて本作のダークな世界観が構成されている。
アクションとターン制をひとつの戦闘に融合
『PATRICIDE』の戦闘は、完全なリアルタイムアクションでも、従来型のターン制RPGでもない。
プレイヤーはステージ内を自由に動き回り、遮蔽物を使ったり、距離を取って攻撃したりできる。一方、プレイヤーが行動しているあいだは敵の動きが止まる。
そのため、直接キャラクターを操作する感覚を残しつつ、位置や射程、次の手を落ち着いて判断できる。
Steam上ではAction、Adventure、Indie、RPG、Strategyの各ジャンルに分類されており、ユーザータグでもTurn-Based Combat、Psychological、Exploration、Party-Based RPGなどが付けられている。
会話劇を前面に出したビジュアルとは対照的に、戦闘ではかなり能動的な操作と戦術判断を求める作品になりそうだ。
“共感”で敵を崩す「感情システム」
本作を象徴するのが「感情システム」だ。
キャラクターに「感情」を装備すると表情が変化し、相手が抱える怒りや悲しみへ“共感”できるようになる。
これは会話上の演出だけではない。相手の心の壁を崩すことで敵を弱体化させたり、強力な人物を仲間として勧誘したりすることが可能になる。
ストーリーを進めることで、新しい状況に対応する感情も手に入っていく。
心理的な葛藤をシナリオだけに閉じ込めず、そのまま戦闘システムへ組み込んでいる点は『PATRICIDE』ならでは。相手の心を理解する行為が、戦況そのものを変える手段になる。
街を探索して隠された装備を探す
戦闘以外では、3Dフィールドを自由に探索する要素も用意されている。
狭い隙間をくぐり抜け、はしごを上り、鍵をこじ開け、足場を飛び越える。各所を調べることで、隠されたアイテムや装備を発見できる。
Steamでは、華やかに見える街の裏側に人間の悪意が渦巻いていると説明されており、探索そのものが世界の暗部に触れる手段になっている。
演出もモードごとに変化する。Story Modeではカメラワークとテキストを同時に進行させて人物の緊張や葛藤を描き、Battle Modeでは必殺技発動時にスタイリッシュなカットインが入る。
itch.ioでは制作環境としてUnity、Blender、Clip Studio Paintを掲載。また、ゲームコンテンツについて「No generative AI was used」と明記している。
ウィッシュリスト1,000件突破、10月はSteam Next Festへ
『PATRICIDE』のSteamストアページは9月1日に公開された。
そして9月4日には、三好氏がウィッシュリスト1,000件突破を報告。公開から数日で最初の大きなマイルストーンに到達した。
次に予定されているのがSteam Next Festだ。Famitsuに掲載された日本向けプレスリリースでは10月20日~27日と案内され、期間中にSteam向け体験版を配信予定としている。
もっとも、開発版を今すぐ試す方法もある。itch.ioでは約2.4GBのVersion 2.9.0 Demoが公開されており、Summer FestivalでのFather Conversation Event、Dialogue Modeの早送り、Helpなどが追加されている。
Steam版の正式発売は2026年12月予定。具体的な発売日はまだ決まっておらず、2,530円という価格も現時点ではプレスリリース上の「販売予定価格」となっている。
注目ポイント
1)改題によって物語の核心が一気に伝わりやすくなった
『PATRICIDE』は『Inner Truth』よりも具体的な意味を持ち、父親と少女たちの関係をタイトルだけで強く示している。
2)“共感”をシナリオだけで終わらせていない
感情システムでは、心理状態を利用して敵を弱体化したり、相手を味方へ引き込んだりできる。
3)アクションと戦略の中間を狙った戦闘
3D空間を直接移動しながらも、行動時には敵が止まるため、リアルタイム操作とターン制の判断を両立させている。
4)個人開発ながら体験版を継続的に更新
itch.ioで長期間フィードバックを集めながら開発が続けられており、今後はSteam Next Festを通じてさらに多くのプレイヤーへ届くことになる。
ゲーム情報
現時点で判明している主な追加情報は以下の通りです。
- 『PATRICIDE』は三好静香氏による個人ゲーム開発作品
- 日本語表記は『パトリサイド』
- 旧タイトルは『Inner Truth』
- 正式な改題発表は2026年8月23日
- 開発者は新タイトルのほうがゲーム内容を明確に伝えられると説明
- FamitsuではPATRICIDEを「父親殺し」を意味する言葉として紹介
- 新Steamストアページは2026年9月1日に公開
- 9月4日にウィッシュリスト1,000件を突破
- 発売時期は2026年12月予定
- 日付を含む具体的な発売日は未発表
- 現在確認できる対応プラットフォームはWindows PC / Steam
- 家庭用ゲーム機版は未発表
- 国内販売予定価格は2,530円(税込)
- 現在のSteam販売価格ではなくプレスリリース上の予定価格
- シングルプレイ作品
- Steamでは日本語インターフェース・字幕に対応
- 英語インターフェース・字幕に対応
- 簡体字インターフェース・字幕に対応
- 3言語ともSteam上ではフル音声対応のチェックなし
- インドネシア語は未対応
- Steam App IDは4720410
- SteamジャンルはAction、Adventure、Indie、RPG、Strategy
- Dark、Psychological、Anime、Story Rich、Turn-Based CombatなどはSteamユーザータグ
- 現在のSteam説明ではTsubakiとKochoの名前を掲載
- itch.ioでの過去の開発者回答では主人公はTsubaki、Machiko、Kochoの3人と説明
- 現在の体験版で遊べるのはTsubakiルートの一部
- 舞台は現代日本
- 主人公たちは教会で目を覚ます
- 死んだはずの父親が再び姿を現す
- 罪悪感やトラウマが大きな謎につながっている
- 「感情」を装備するとキャラクターの表情が変化
- 相手の怒りや悲しみに共感できる
- 共感によって敵を弱体化可能
- 心の壁を崩した相手を仲間にできる場合もある
- 新しい感情は物語を進めることで獲得
- バトルはアクションとターンベースを融合
- プレイヤー行動中は敵の動きが停止
- 遮蔽物や遠距離攻撃を利用可能
- ステージ内は自由に移動可能
- 探索では隙間、はしご、鍵開け、足場移動などを使用
- 隠されたアイテムや装備を発見可能
- Story Modeではカメラワークとテキストを組み合わせる
- Battle Modeの必殺技ではカットイン演出が発生
- Steamでは心身の苦痛や暴力表現について注意書きを掲載
- 一部キャラクターの露出度が高い衣装についても記載
- これらは公式年齢レーティングではない
- 確認できた一次情報では年齢レーティングは未発表
- Steam最低環境はWindows 10 64-bit
- CPUはIntel Core i5-8400
- メモリは8GB RAM
- GPUはNVIDIA GeForce GTX 1060
- DirectX 11が必要
- 必要ストレージは10GB
- 日本向けプレスリリースではWindows 10 / 11対応と案内
- Steam Next Festへの参加が決定
- 日本向け発表では2026年10月20日~27日と記載
- 同期間中にSteam体験版を配信予定
- itch.ioでは別の開発版体験版を現在配信中
- 現在の体験版はVersion 2.9.0
- ダウンロードサイズは約2.4GB
- itch.ioではキーボード、マウス、Xbox controllerを入力方法として掲載
- アクセシビリティは字幕、キー設定変更、ハイコントラストを掲載
- 使用エンジンとしてUnityを掲載
- Blender、Clip Studio Paintも制作ツールとして掲載
- itch.ioでは「No generative AI was used」と明記
- itch.io上の開発状況は現在もIn development
- 開発者情報はOfficial Websiteで公開
- 最新情報はMiyoshi Shizuka Official Xで発信
- 1,000ウィッシュリスト達成報告はPATRICIDE Official X Postで確認可能
- 公式映像はPATRICIDE Official Trailerで公開
- PC版はPATRICIDE on Steamでウィッシュリスト登録可能
- 開発版体験版はPATRICIDE on itch.ioで配信
まとめ
『PATRICIDE』は、『Inner Truth』として積み重ねてきた開発を引き継ぎつつ、物語の核心をより直接的に示すタイトルへ生まれ変わった。Steamストアページ公開後にはウィッシュリスト1,000件を突破し、10月のNext Festを経て12月の発売を目指す。
具体的な発売日はまだ未発表で、家庭用ゲーム機版や公式年齢レーティングについても現時点では明らかになっていない。2,530円という価格も予定価格の段階だが、itch.ioでは開発中の体験版を先行してプレイできる。
- Miyoshi Shizuka Official X — Official PATRICIDE 1,000-Wishlist Milestone Announcement
- Miyoshi Shizuka / YouTube — Official PATRICIDE Trailer
- Steam — Official PATRICIDE Store Page, Release Window, Gameplay, Languages, and System Requirements
- Miyoshi Shizuka / itch.io — Official PATRICIDE Game Page and Downloadable Demo
- Miyoshi Shizuka / itch.io — Official Title Change Announcement from Inner Truth to PATRICIDE
- Famitsu — September 8, 2026 Article on the Steam Page, Price, Next Fest Demo, and Game Features