『昭和米国物語(Showa American Story)』が、gamescom 2026前後の先行試遊を通じて、これまで以上に具体的なゲーム内容を見せ始めた。AUTOMATONが体験した試遊版からは、奇抜な「昭和アメリカ」の世界観とは対照的に、かなり本格的なアクションRPGのシステムが確認されている。
試遊版はストーリー&バトル、キャンピングカーでの日常、セミオープンワールド探索、大型ボス戦の4パートで構成。さらにgamescom In-Game Trailerも公開され、日本語キャストと実機収録による新たなゲーム映像が披露された。
クイックサマリー
- タイトル: 昭和米国物語
- 英語タイトル: Showa American Story
- 形式: ゲーム
- 公式ジャンル: RPG
- Steamジャンル: Action / Adventure / Indie / RPG
- 開発: NEKCOM Entertainment / NEKCOM Games
- パブリッシャー: 4Divinity
- Steamアジア地域(一部除く): 2P Games
- 対応機種: PlayStation 5 / PC
- PCストア: Steam
- 発売予定: 2026年
- 具体的な発売日: 未発表
- 価格: 未発表
- プレイ人数: 1人
- 主人公: 千草蝶子
- 死亡前の蝶子: 19歳
- 舞台: 架空の「昭和66年」のアメリカ
- 世界設定: 日本の経済力と文化が米国の大部分へ強い影響を与えた世界
- 現在の世界: 謎の大災厄後のポストアポカリプス
- 蝶子の目的: 妹・綾を捜し、自身の死と復活の真相を追う
- 旅: アメリカのRoute 50を横断
- フィールド構造: リニアなストーリー区間+セミオープンワールド探索
- 移動拠点: キャンピングカー「紅蓮号」
- 戦闘: ハイスピードな近接・遠距離アクション
- 武器例: グローブ、日本刀、ショットガン、アメリカ国旗、ドリル
- 戦闘リソース: レイジゲージ、スタミナ、敵のブレイクゲージ
- アクション: ジャスト回避、受け身、カウンター、武器切り替え攻撃
- Daily Activities: 蝶子の強化に利用
- 拠点活動: 食事、飲酒、読書、筋トレ、入浴など
- ハウジング: 収集物を紅蓮号の壁へ飾れる
- 探索: 店、サブクエスト、NPC、宝箱、隠し道、ミニゲーム
- gamescom試遊: 4種類のゲームパート
- 内容: 第3章ストーリー&戦闘、紅蓮号、第3章探索、第4章ボス戦
- 千草蝶子: 日笠陽子
- マイケル・ヒーロー: 石川英郎
- ババー: 大塚芳忠
- 睦月晶虎: 緑川光
- 新映像ナレーション: 中田譲治
- Steam対応言語: 日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語
- インドネシア語: 非対応
- 正式レーティング: 未決定
gamescom In-Game Trailer、Steam、ゲーム画面

見た目以上に本格的なバトルシステム
AUTOMATONの試遊では、弱攻撃・強攻撃・回避・銃撃・レイジ・スタミナ・ブレイクゲージを組み合わせる戦闘が確認された。
通常アクションでレイジを蓄積し、レイジ攻撃で大ダメージを狙う。最大まで溜めれば武器固有の奥義も発動可能だ。敵のブレイクゲージを削り切ればフィニッシュへつなげられ、一部のフィニッシュではHPも回復する。
スタミナも重要で、ほぼすべての行動で消費する。ゼロになっても行動自体はできるものの防御力が大きく低下し、逆にレイジ攻撃を当てればスタミナを一気に回復できる。
武器変更そのものがコンボになる
蝶子はひとつの武器種に固定されない。
試遊版ではグローブ、日本刀、ショットガン、アメリカ国旗、ドリルなどが登場。それぞれ異なる動きを持ち、特定の操作で武器を切り替えると専用のスイッチ攻撃も発生する。
遠距離武器への変更時には、バックステップしながら短時間のバレットタイムに入り、狙いを定める猶予が生まれるケースもあった。
ジャスト回避、カウンター、受け身、アイテムホイールまで含め、単純な連打よりもキャラクターアクション寄りの設計となっている。
紅蓮号は“動く家”として機能
巨大キャンピングカー「紅蓮号」は、単なる移動手段ではなく蝶子の生活・成長拠点となる。
車内では食事、ワインや冷たい飲み物、読書、筋トレのミニゲーム、入浴などを実行可能。これらはAPを使用し、食事や入浴剤などの選択によって異なるバフを得られる。
さらにハウジング要素もあり、探索中に見つけたコレクションアイテムを車内の壁へ飾ることができる。
新横浜山麓はセミオープンワールド形式
第3章の別パートでは、新横浜山麓商店街を自由に探索できたという。
ショップ、NPC、宝箱、隠し道、サブクエスト、ミニゲームが配置され、近所の自転車を探してタイヤの虫ゴムを抜くという妙な依頼まで存在する。
その最中には周囲の警戒度も発生し、怪しまれれば会話選択で言い逃れする必要がある。
ケンケンパやレトロゲームも遊べ、一部戦闘ではカメラが昔の格闘ゲームのような横視点へ切り替わる。
ボス戦は戦闘・逃走・QTEを連続で展開
第4章の試遊では金門橋での大型ボス戦が用意されていた。
具体的なストーリーのネタバレを避けると、単一フェーズのボスではなく、戦闘、カットシーン、逃走、複数フェーズ、そして意図的にシュールなQTEが連続する構成だったという。
AUTOMATONはこのパートを試遊版でも特に印象的な内容として挙げており、本格アクションと悪ふざけを同時に成立させる作品の方向性がよく表れていた。
日笠陽子ら日本語キャストも発表
gamescom 2026で公開された新トレーラーは、NEKCOMによるとすべて実際のゲームから収録した映像。ただし、現在も開発中のため最終品質を示すものではない。
キャストは千草蝶子役が日笠陽子、マイケル・ヒーロー役が石川英郎、ババー役が大塚芳忠、睦月晶虎役が緑川光。
映像のナレーションは中田譲治が担当し、戦闘だけでなく日常行動、アーケードゲーム、キャラクター、独特な日米文化の混在までまとめて紹介している。
注目ポイント
1)“バカゲー”だけではない戦闘設計
レイジ、スタミナ、ブレイク、武器切り替え、ジャスト回避、カウンターなど、習得する余地のある仕組みが多数存在する。
2)セミオープンワールドにも遊びを詰め込む
戦闘地点をつなぐフィールドではなく、サブクエスト、ミニゲーム、宝探し、隠し道、NPCイベントが独立した遊びになっている。
3)紅蓮号が探索と育成を接続
旅で手に入れた物資やコレクションを、バフ、能力成長、日常行動、ハウジングへ還元できる。
4)悪ふざけはむしろ健在
アメリカ国旗を武器にする戦闘、巨大ドリル、自転車へのいたずら、シュールなQTEなど、システムが本格化しても作品の異常さは薄れていない。
ゲーム情報
現時点で確認できる追加情報は以下の通り。
- 『昭和米国物語』は2026年発売予定
- 具体的な発売日と価格は未発表
- 対応機種はPS5とWindows PC(Steam)
- Xbox、Switch、モバイル版は未発表
- Steam App IDは1687540
- シングルプレイ、Steam Family Sharing対応
- 蝶子は妹とともに映画の仕事を求め新横浜へやって来た
- スタントダブルとして活動した後、黒服の男たちに殺害される
- その後、大災厄で荒廃した世界で復活
- 世界にはゾンビ、怪物、野盗、犯罪組織、生存者が存在
- 公式サイトでは戦闘、探索、成長、サブクエスト、Daily Activitiesを主要要素として紹介
- 紅蓮号はカスタマイズ可能で、蝶子の強化にも使用
- gamescom 2026向け試遊版は4つのゲームパートで構成
- 第3章と第4章の内容を収録
- 戦闘はイベントからシームレスに始まるケースと戦闘エリア型がある
- レイジ攻撃でスタミナを回復可能
- ブレイクした敵にはフィニッシュを狙える
- 遠距離武器への切り替えでバレットタイム風の照準アクションが発生する場合あり
- 拠点バフは料理や入浴アイテムによって変化
- 紅蓮号にはコレクションを飾るハウジング要素あり
- 試遊版では隠しボスや1対1の連戦イベントも確認
- Steamは日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語に対応
- フル音声はSteam上で日本語、英語、簡体字中国語に対応
- インドネシア語は非対応
- Steamの成人向け説明では流血、激しい暴力、一部ヌード、性的テーマ、強い言葉、飲酒表現を記載
- PC最低環境はWindows 10 64-bit、Intel Core i5-5575R、8GB RAM、GTX 960、DirectX 11、空き容量50GB
- 推奨環境はIntel Core i7-4770K、16GB RAM、GTX 1660 Ti、DirectX 11、空き容量50GB
- 発売までに動作環境が変更される可能性あり
- ウィッシュリスト登録はSteam『昭和米国物語』から可能
- 世界観・ゲーム情報は公式サイトで公開
- gamescom In-Game TrailerはNEKCOM Games公式YouTubeで公開
まとめ
今回の先行試遊によって、『昭和米国物語』は奇抜な世界観だけで押し切る作品ではなく、本格的なバトル、生活拠点、ミニゲーム、サブクエスト、セミオープンワールド探索を組み合わせたRPGとして形が見え始めた。
発売はPS5 / PC向けに2026年予定。具体的な発売日、価格、正式レーティング、製品版におけるセミオープンワールドの規模については今後の続報待ちとなる。
- Showa American Story Official Website — Story, Protagonist, World, Combat, RV, Exploration, Platforms, and 2026 Release Window
- YouTube — Official Showa American Story gamescom In-Game Trailer
- Steam — Official Store Page, Release Window, Publishers, Languages, Mature Content, and System Requirements
- AUTOMATON — Hands-On Report Covering Combat Systems, RV Activities, Semi-Open-World Exploration, Side Quests, and Chapter 4 Boss Battle
- Famitsu — Japanese Voice Cast, Trailer Narration, and Confirmation That Trailer Footage Was Captured In-Game
- Gematsu — gamescom 2026 Trailer, New Screenshots, Weapons, Cities, Mini-Games, and Updated Gameplay Overview
- GCL Global Holdings — 4Divinity gamescom 2026 Lineup and Publishing Showcase Information