『薬屋のひとりごと』を題材とした新作ミステリーアドベンチャーゲーム、『薬屋のひとりごと ~偽りの皇弟~』が発表された。2026年9月9日配信の「Nintendo Direct 2026.9.9」で初公開され、2027年初頭にNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Steam向けに発売予定となっている。
本作では既存のアニメエピソードをそのまま追体験するのではなく、原作者の日向夏氏が原案を手がけた完全新作ストーリーが展開される。プレイヤーは猫猫を操作し、後宮や花街、都を歩き回りながら証拠や薬の素材を集め、調薬、情報整理、推理を繰り返して「五つの謎」と「五つの呪」の真相へ迫っていく。
> 軽いネタバレ注意: 公式あらすじには、子の一族の反乱が収束した後の時系列について触れる記述があります。本記事ではその経緯や結末には踏み込みませんが、ゲームの公式設定として時系列上の位置づけを紹介しています。
クイックサマリー
- 英語タイトル: The Apothecary Diaries: The False Imperial Brother
- 日本語タイトル: 薬屋のひとりごと ~偽りの皇弟~
- 形式: ゲーム
- 公式ジャンル: ミステリーアドベンチャー
- 発表: Nintendo Direct 2026.9.9
- 発表日: 2026年9月9日
- 発売時期: 2027年初頭
- 具体的な発売日: 未発表
- 対応機種: Nintendo Switch 2
- 対応機種: Nintendo Switch
- 対応機種: PlayStation 5
- 対応機種: PC / Steam
- プレイ人数: 1人
- 価格: 未定
- CERO: 審査予定
- Steam開発表記: KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
- Steam発売元表記: KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
- 開発体制: コーエーテクモゲームスのガストブランドとTOHO Gamesがタッグ
- ストーリー原案: 日向夏
- 物語: 完全新作オリジナルストーリー
- シリーズでの位置づけ: TVアニメ『薬屋のひとりごと』初のコンシューマーゲーム化
- 主人公: 猫猫
- 猫猫CV: 悠木碧
- 主要人物: 壬氏
- 壬氏CV: 大塚剛央
- オリジナルキャラクター: 冠宇
- 冠宇CV: 阿座上洋平
- 舞台: 後宮
- 舞台: 花街
- 舞台: 都
- 序盤の事件: 五つの謎
- 五つの謎の例: 顔のない宦官
- 五つの謎の例: 夜ごと嘆く蔵
- 五つの謎の例: 一夜で赤く染まる衣
- 後半の異変: 五つの呪
- 中心となる謎: 覆面姿の皇弟
- 基本システム: 探索
- 基本システム: 聞き込み
- 基本システム: 証拠収集
- 基本システム: 素材採取
- 基本システム: 調薬
- 基本システム: 情報整理
- 基本システム: 推理
- 推理: 解選び
- 推理: 証拠呈示
- 推理: 制限時間内の人心鎮め
- 推理: 現場の記憶
- 推理: 証拠の組み合わせ
- 事件解決時の選択: 薬屋の選択
- ミスを重ねた場合: 迷宮入りし推理開始前から再開
- 音声: 日本語
- 表示言語: 日本語
- 表示言語: 英語
- 表示言語: 簡体字
- 表示言語: 繁体字
- インドネシア語: 非対応
- Steamウィッシュリスト: 登録可能
- Steam App ID: 4905780
- TGS2026: コーエーテクモゲームスブースへ出展
- TGS2026開催: 2026年9月17日~21日
- スペシャルステージ: 9月20日13:30~14:20 JST
- 現在: 2027年初頭発売に向け開発中
発表PV、Steam、ゲームプレイ

日向夏氏の原案から生まれた完全新作ストーリー
今回の発表で大きなポイントとなるのが、物語の扱いだ。『偽りの皇弟』はアニメの各エピソードをゲームで再現するだけの作品ではなく、原作者・日向夏氏の原案をもとにした完全新作ストーリーとして制作されている。
公式サイトでは、原作の“裏側で起こっていた、もう一つの物語”という形で紹介されており、既存の時間軸に新たな事件を重ねる構成となる。
日向氏は、コーエーテクモゲームスによるゲーム化と聞いた際、「あの『アトリエ』シリーズの会社が」と驚いたことをコメントで明かしている。
その後、開発中の資料や画面、シナリオなどを確認し、自身が提出した原案が大きく肉付けされていく様子から制作側の熱意を感じたという。
また、ゲームだからこそ『薬屋のひとりごと』の世界を自由に歩ける没入感にも期待を寄せている。3Dで描かれる後宮、花街、都そのものが、物語を読むだけではない体験につながりそうだ。
「五つの謎」と「五つの呪」がひとつの事件へつながる
物語の始まりは、猫猫が後宮で侍女として働き始めて間もないころ。
後宮では「五つの謎」と呼ばれる不可解な出来事が相次いでいた。
公式に挙げられているのは、顔のない宦官、夜ごと嘆く蔵、一夜で赤く染まる衣といった現象だ。
壬氏から調査を頼まれた猫猫は、薬の知識や観察眼を使いながら証拠を集め、聞き込みや調薬を通じて怪異の正体を探っていく。
やがて舞台はより広がる。子の一族の反乱が収束した後、今度は都で「五つの呪」と呼ばれる噂が蔓延する。
事件に巻き込まれた猫猫は、現場で「覆面姿の皇弟」を目撃。壬氏本人は関与を否定する一方、都ではこの人物を支持する謎の集団まで現れる。
「偽りの皇弟」の正体、「五つの謎」と「五つの呪」の関係、そして過去に葬られた歴史がどのようにつながるのかが、本作の大きな謎となる。
猫猫らしく“調薬”そのものが捜査になる
主人公が薬師の猫猫である以上、本作の調薬は物語と切り離されたミニゲームではない。
プレイヤーは後宮や花街、市井を探索し、事件の手がかりと薬の素材を同時に集めていく。
採取した素材は調薬で組み合わせることができ、完成した薬によって事件の解明が進んだり、知人が抱える悩みを解決できたりする。
Steamの英語版説明では、素材の品質や種類によって調薬ミニゲームの難しさや完成した薬の効果が変化するとされている。
さらに、高品質な薬を手軽に作れる自動機能も用意される。
つまり、素材を探し、薬を作り、その薬を誰かに使い、そこから得た情報を再び捜査へ戻すという流れが、猫猫らしいゲームサイクルとして成立している。
証拠を突きつけるだけでは解けない推理システム
必要な手がかりが集まると、まず「情報整理」で断片的な情報の関係を確認する。
選択肢形式でこれまでの出来事を振り返りながら、猫猫自身が事件の全貌を少しずつ整理していく仕組みだ。
その後の推理では、単に犯人を選ぶだけではない。
4択から正しい情報を選ぶ「解選び」、手帖から証言や証拠を選ぶ「証拠呈示」、現場に残った物的証拠から真実を指摘する「現場の記憶」、2つの証拠を組み合わせるシステムなどが用意される。
相手が感情的になった際には、制限時間内に適切な言葉を選んで落ち着かせる「人心鎮め」も発生する。
選択を何度も間違えると事件が迷宮入りとなり、推理開始直前からやり直すことになる。
さらに、事件解決そのものには必須ではない証拠も存在する。そうした情報を見つけることで犯人の本当の動機が明らかになり、最後に「薬屋の選択」が発生する。
そこで真実をそのまま告げるのか、相手にとって少し救いになる言葉を選ぶのかによって、個々の事件の結末が変化する。
現時点では、メインストーリー全体が複数エンディングになるとは発表されていない。
新キャラクター・冠宇、アニメでおなじみの面々も登場
本作オリジナルキャラクターとして登場するのが、冠宇(ガンユウ)。CVは阿座上洋平が担当する。
冠宇は都で評判を集める旅役者で、路上の舞台では自信満々の振る舞いと朗々とした声で観客を沸かせる人物だ。
ところが舞台を降りると性格は一変。実際にはかなり気が小さく、演技中との落差が大きすぎるため、同一人物だと気づかれない場合すらあるという。
猫猫は里帰りの途中で冠宇と出会い、薬を処方したことをきっかけに彼が抱える問題へ巻き込まれていく。
もちろん既存キャラクターも多数登場する。
猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央をはじめ、高順、小蘭、李白、玉葉妃、梨花妃、里樹妃、羅門、虞淵、紅娘、やり手婆、梅梅、白鈴ら、アニメでおなじみのキャラクターとキャストが参加する予定だ。
次の大きな発表機会はTGS2026
Nintendo Directでの発表直後だが、本作は早くも東京ゲームショウ2026への出展が決定している。
TGS2026は9月17日から21日まで開催され、『薬屋のひとりごと ~偽りの皇弟~』はコーエーテクモゲームスブースに登場する。
会場ではゲーム公式Xのフォロー画面を提示すると、オリジナルクリアファイルとステッカーセットが数量限定で配布される。
さらに9月20日13:30~14:20にはスペシャルステージを開催。
猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央、冠宇役の阿座上洋平が登壇し、着ぐるみ猫猫の出演やステージ終了後のグリーティングも予定されている。
現時点で、一般来場者向けの試遊台が用意されるかどうかは確認できていない。実機プレイの有無については今後の公式案内を待ちたい。
注目ポイント
1)アニメの追体験ではなく新たな事件を描く
日向夏氏が原案を担当しており、既存エピソードをそのままゲーム化するのではなく、新しい謎に挑む物語となる。
2)薬師という猫猫の個性がゲームシステムに直結
薬草を採取し、調薬して事件や人物の問題を解決するため、猫猫らしい行動そのものがプレイの中心になる。
3)推理の手段が複数用意されている
証拠呈示だけでなく、情報整理、証拠の組み合わせ、現場の記憶、人心鎮めなど、状況に応じて異なるアプローチを使う。
4)集めた情報によって事件の終わり方にも変化が出る
必須ではない証拠まで調べることで真の動機を知り、そのうえで猫猫がどんな言葉を選ぶかを決められる。
ゲーム情報
現時点で判明している主な追加情報は以下の通りです。
- 日本語タイトルは『薬屋のひとりごと ~偽りの皇弟~』
- 英語タイトルはThe Apothecary Diaries: The False Imperial Brother
- 2026年9月9日のNintendo Directで発表
- 発売時期は2027年初頭
- 月日を含む発売日は未発表
- 価格は未定
- 各種エディションは未発表
- 予約開始時期も未発表
- Steamではウィッシュリスト登録可能
- Nintendo Switch 2に対応
- Nintendo Switchに対応
- PlayStation 5に対応
- PC版はSteamで発売
- Xbox版は現時点で未発表
- プレイ人数は1人
- ジャンルはミステリーアドベンチャー
- CEROは審査予定
- TVアニメ『薬屋のひとりごと』初のコンシューマーゲーム化
- 原作者の日向夏氏が新作ストーリーの原案を担当
- 日向夏氏が単独で全シナリオを執筆すると発表されたわけではない
- SteamではKOEI TECMO GAMES CO., LTD.が開発元
- Steamでは同社が発売元としても表記
- 日本向け発表ではガストブランドとTOHO Gamesがタッグを組んで開発
- プレイヤーは猫猫を操作
- 猫猫役は悠木碧
- 壬氏役は大塚剛央
- 冠宇役は阿座上洋平
- 冠宇はゲームオリジナルキャラクター
- 序盤では後宮の「五つの謎」を調査
- その後、都で「五つの呪」が広がる
- 覆面姿の皇弟が物語の大きな謎
- 探索と聞き込みを組み合わせて捜査
- 現場調査にも対応
- 手がかりは手帖に蓄積
- フィールドで薬の素材を採取可能
- 採取した素材は調薬に利用
- 薬によって事件や人物の悩みを解決できる
- Steamでは素材の品質や種類が調薬に影響すると説明
- 自動調薬機能も用意
- 情報整理では手がかり同士の関係を可視化
- 推理には選択肢形式の問題がある
- 証言や証拠を提示するシステムあり
- 2つの証拠を組み合わせて新たな事実を発見可能
- 「現場の記憶」で物的証拠から真実を指摘
- 「人心鎮め」では制限時間内に適切な言葉を選択
- 間違いを繰り返すと迷宮入りになる
- 迷宮入り後は推理開始直前から再開
- 任意の証拠から犯人の深い動機を知れる場合がある
- 「薬屋の選択」によって事件の解決内容が変化
- メインストーリー全体のマルチエンディングは未確認
- 日本語フル音声に対応
- 日本語インターフェース・字幕に対応
- 英語インターフェース・字幕に対応
- 簡体字インターフェース・字幕に対応
- 繁体字インターフェース・字幕に対応
- インドネシア語は非対応
- 公開画面は開発中のもので製品版では変更される可能性あり
- TGS2026は9月17日~21日開催
- コーエーテクモゲームスブースに出展
- スペシャルステージは9月20日13:30~14:20
- 悠木碧が登壇予定
- 大塚剛央が登壇予定
- 阿座上洋平が登壇予定
- 一般向け試遊の有無は確認できた情報では未発表
- 公式情報はOfficial Websiteで公開
- 最新情報はOfficial Xで発信
- 発表映像はOfficial PV1で公開
- PC版はSteamでウィッシュリスト登録可能
- PS5版はPlayStation Storeで公開
まとめ
『薬屋のひとりごと ~偽りの皇弟~』は、証拠探し、薬の素材集め、調薬、情報整理、そして推理という流れで、猫猫らしさをそのままゲームシステムへ落とし込んだ作品となる。日向夏氏の原案をもとにした新規ストーリーという点でも、既存のアニメを追体験するだけではない展開が期待できそうだ。
発売はNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PS5、Steam向けに2027年初頭を予定。具体的な発売日、価格、各種エディション、予約情報、TGS2026での一般試遊の有無などは現時点では発表されていない。
- The Apothecary Diaries: The False Imperial Brother — Official Website, Story, Characters, Systems, and Product Information
- Steam — Official English Title, PC Store Page, Story, Languages, Features, and Wishlist
- KOEI TECMO / YouTube — Official The Apothecary Diaries: The False Imperial Brother PV1
- Famitsu — Nintendo Direct Announcement, Product Details, Cast, Gameplay Systems, and TGS 2026 Information
- gamebiz — Official Announcement Details, Gust and TOHO Games Collaboration, Cast, Systems, and Natsu Hyuga Comment
- 4Gamer — Platform Information, Steam and PlayStation Store Links, and Japanese Game Overview