Dendrobiumが開発する『MONOPHOBIA』について、松竹ゲームズがパブリッシングを担当することが発表された。Steamのストアページでも、現在はCandidum GamesとShochikuの2社がパブリッシャーとして表記されている。さらに、東京ゲームショウ2026では開発中の第1章を収録したストーリーデモが松竹ゲームズブースに出展される。
9月8日の発表では、作品を支えるクリエイター陣も明らかになった。ゲームシナリオを『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』などで知られるみかみてれん氏、キャラクターデザインとメインビジュアルを、壱百満天原サロメのデザインなどを手がけたイラストレーター緜(wata)氏が担当する。
クイックサマリー
- タイトル: MONOPHOBIA
- 公式ジャンル: 2.5D都市伝説サスペンスアドベンチャー
- ゲーム形式: 横スクロールアドベンチャー
- 開発: Dendrobium
- パブリッシャー: Candidum Games
- 新たなパブリッシャー: Shochiku
- 対応機種: PC / Steam
- 発売時期: 近日登場
- 具体的な発売日: 未発表
- 価格: 未定
- プレイ人数: 1人
- 最新発表日: 2026年9月8日
- 出展イベント: 東京ゲームショウ2026
- TGS会期: 2026年9月17日~21日
- 会場: 幕張メッセ
- 試遊場所: 松竹ゲームズブース
- 試遊内容: 第1章 / オープニングストーリー
- デモ状況: 開発中
- 公開形式: 初公開のストーリーデモ
- ゲームシナリオ: みかみてれん
- 英字表記: Teren Mikami
- キャラクターデザイン: 緜
- 英字表記: Wata
- メインビジュアル: 緜
- 開発チーム: Dendrobium
- Dendrobium設立: 2022年
- 本作の位置づけ: Dendrobium初の独立開発作品
- 主人公: 切原古乃華
- 英字表記: Konoka Kirihara
- 主人公: 中野篠
- 英字表記: Shino Nakano
- 古乃華: なぜか“過去”を持たない謎めいた少女
- 篠: 霊感を持つギャルのクラスメイト
- 物語: ふたりの少女が街の怪異現象を調査
- 捜査システム: ロジック
- 捜査システム: 特殊能力
- 手がかり整理: ジャーナル
- 画面構成: 2.5D横スクロール
- ビジュアルの着想: 32ビット機・第5世代のアドベンチャーゲーム
- 映像技術: 現代的なライティング
- ゲーム要素: 謎解き
- ゲーム要素: 推理・捜査
- 題材: 都市伝説
- ホラー: 軽度の心理ホラー
- 日本語キャラクターボイス: 実装予定
- 声優: 未発表
- 対応予定言語: 日本語
- 対応予定言語: 英語
- 対応予定言語: 中国語(簡体字)
- 対応予定言語: 中国語(繁体字)
- 対応予定言語: 韓国語
- インドネシア語: 現時点で非対応
- Steam: ウィッシュリスト登録可能
TGS2026出展告知、Steam、メインビジュアル

松竹ゲームズがパブリッシングに参画
今回の発表で大きなトピックとなったのが、松竹ゲームズのパブリッシング参画だ。
2026年3月にSteamストアページが公開された段階では、Candidum Gamesがパブリッシャーとして案内されていた。その後、9月8日の発表を受けてSteam側の表記も更新され、現在はCandidum Games、Shochikuの2社が掲載されている。
松竹ゲームズ公式サイトにも本作の紹介ページが新設され、東京ゲームショウ2026では同社ブースで試遊出展される。
開発を手がけるDendrobiumにとって、『MONOPHOBIA』は初めて独立開発に挑んだタイトルだという。同チームは2022年に設立され、ゲーム業界経験者を含む、さまざまな国のクリエイターが参加している。
なお、パブリッシング体制が拡大した一方、発売時期については引き続き「近日登場」。具体的な発売日や価格はまだ明らかになっていない。
TGS2026で開発中の第1章を初試遊
『MONOPHOBIA』は、9月17日から21日まで開催される東京ゲームショウ2026に出展される。
9月17日・18日はビジネスデイ、19日から21日までは一般公開日となる。
公式Xの告知では、松竹ゲームズブースにて「第1章(開発中)」を遊べる最新デモを出展予定と説明。プレスリリースでは、オープニングの物語を楽しめるストーリーデモとして紹介されている。
これまでSteamのスクリーンショットやゲーム概要を中心に情報が公開されてきた本作にとって、実際のストーリー序盤をプレイできる機会となる。
さらに、日本語キャラクターボイスの実装予定も発表された。Steamではすでに日本語フル音声対応の表記が確認できるが、古乃華や篠を含む具体的なキャストはまだ公開されていない。
みかみてれんが描く“女の子の巨大感情”
ゲームシナリオを担当するのは、ライトノベル作家のみかみてれん氏。
代表作のひとつに『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』があり、『Link!Like!ラブライブ!』ではメインシナリオの執筆にも参加している。
今回寄せられたコメントでは、自身について「普段は主に、女の子の巨大感情を書いて生きています」と紹介。指名を受けて『MONOPHOBIA』のゲームシナリオを担当することになったと明かしている。
この作風は、本作が強く打ち出しているふたりの少女の関係性とも相性がよさそうだ。
『MONOPHOBIA』は都市伝説や怪異を調べるミステリーだけではない。公式説明では、捜査を通じてふたりの関係が深まり、“不可逆な絆”へと変化していく人間ドラマも物語の柱として掲げられている。
キャラクターデザインは緜、古乃華と篠を描く
キャラクターのビジュアルを担当するのは、イラストレーターの緜(wata)氏。
ライトノベルの挿絵やゲームのキャラクターデザイン、SNSイラスト、VTuberデザインなど幅広い分野で活動しており、にじさんじ所属の壱百満天原サロメのキャラクターデザインでも知られている。
『MONOPHOBIA』ではキャラクターデザインとメインビジュアルを担当。
現在明らかになっている中心人物は、切原古乃華と中野篠のふたりだ。
古乃華は、いつもどこか謎めいた雰囲気をまとい、なぜか自分の“過去”を持たない少女。一方の篠は、明るい笑顔が印象的なギャルのクラスメイトで、霊感を持っている。
自分自身の存在に謎を抱える古乃華と、怪異へ直接つながる力を持つ篠。その対照性が、本作の“少女バディ”としての関係を形作っている。
「ロジック」と「能力」で怪異を捜査
『MONOPHOBIA』は、会話を読むだけで進むアドベンチャーではない。
Steamや松竹ゲームズの公式説明では、事件の真相へ迫るために「ロジック」と「特殊能力」を使う本格的な捜査体験が用意されるとされている。
プレイヤーは横スクロールの2.5D空間を探索し、各地で手がかりを集める。
得られた情報は「ジャーナル(手帳)」で整理し、複数の手がかりを論理的につなぎ合わせながら事件の構造を読み解いていく。
また、キャラクターごとに異なる能力も調査へ利用するため、古乃華と篠の違いはストーリー上の個性だけでなくゲームシステムにも関わる。
“バディもの”という設定そのものが、謎解きと推理の仕組みに組み込まれているわけだ。
32ビット時代の記憶を現代技術で再構築
ビジュアル面では、32ビット機・第5世代のクラシックなアドベンチャーゲームから影響を受けている。
ただし、昔のゲーム画面をそのまま再現する方向ではない。
懐かしさを感じさせるドット調の表現に、現代的なライティングや2.5D表現を組み合わせることで、奥行きを持った現代の街を描いている。
一見すると日常的な都市空間でありながら、光や遠近感、怪異の存在によって少しずつ“普通ではない場所”に変わっていく。
心理ホラー要素との相性も強い。
Steamでは、成人向けコンテンツ説明として不穏な映像、暴力、殺人描写を含むことが明記されている。一方で、公式の基本説明では“軽度の心理ホラー”として位置づけられており、純粋なサバイバルホラーとは異なる方向性になっている。
怪異以上に重要になる「自分は何を望むのか」
Dendrobiumのコメントからは、本作の中心テーマが怪異の正体だけではないこともうかがえる。
人は何かを強く求めるほど、自分が本当は何を欲していたのか分からなくなることがある。
『MONOPHOBIA』の登場人物たちも迷いながら、何度も「自分は、本当は何を望んでいるのか?」と問い続けるという。
開発チームは、最後に選ばれる答えだけでなく、そこへ至るまでの迷いや揺らぎにも注目してほしいとしている。
古乃華の失われた“過去”、篠との関係、そして都市に潜む怪異。これらが別々の謎ではなく、人物たちの選択と結びついていく構成になりそうだ。
注目ポイント
1)物語の方向性とクリエイター陣が噛み合っている
少女同士の複雑な感情を描いてきたみかみてれん氏と、印象的なキャラクターデザインで知られる緜氏が、“少女バディ”を中心に据えた作品へ参加している。
2)TGSで初めて序盤を実際に体験できる
これまではSteam情報や画像が中心だったが、第1章デモでは会話、謎解き、能力、捜査の組み合わせを実際に確認できる。
3)レトロ表現をそのまま再現する作品ではない
第5世代ゲームの空気感を下地にしつつ、ライティングや2.5D技術を使って現代的に再構築している。
4)怪異と少女たちの関係性がひとつの物語として進む
都市伝説の調査と人間ドラマを別々に扱うのではなく、事件を追う過程そのものが古乃華と篠の関係を変化させる構成となっている。
ゲーム情報
現時点で判明している主な追加情報は以下の通りです。
- 『MONOPHOBIA』の開発はDendrobium
- Dendrobiumは2022年設立
- さまざまな国のクリエイターが参加
- ゲーム業界経験を持つメンバーも所属
- 本作はDendrobium初の独立開発タイトル
- Steamページ公開当初からCandidum Gamesがパブリッシャーとして参加
- 現在はShochikuもパブリッシャーとして表記
- 松竹ゲームズの参画発表日は2026年9月8日
- 同日にTGS2026出展も正式発表
- TGS版は開発中の第1章を収録
- プレスリリースではオープニングストーリーデモと説明
- 主人公のひとりは切原古乃華
- 英字表記はKonoka Kirihara
- もうひとりは中野篠
- 英字表記はShino Nakano
- 古乃華はなぜか“過去”を持たない
- 篠は霊感を持つクラスメイト
- ふたりは対照的な性格
- ふたりの関係性が物語の大きな柱
- 都市伝説が事件の題材として登場
- 捜査にはロジックと特殊能力を利用
- 手がかりはジャーナルで整理
- 探索は横スクロール2.5D形式
- 第5世代のアドベンチャーゲームからビジュアル面の影響を受けている
- ドット調の表現と現代的なライティングを融合
- 心理ホラー要素を含む
- Steamでは不穏な映像表現について注意書きあり
- 暴力描写を含む
- 殺人描写を含む
- 1人プレイに対応
- Steam実績に対応予定
- Steam Cloud表記あり
- Steam Stats表記あり
- Family Sharing表記あり
- 日本語インターフェース対応
- 日本語字幕対応
- Steamでは日本語フル音声対応と表記
- 英語インターフェース・字幕対応
- 韓国語インターフェース・字幕対応
- 簡体字インターフェース・字幕対応
- 繁体字インターフェース・字幕対応
- インドネシア語は現時点で非対応
- 最低OSはWindows 10 64-bit
- 最低メモリは8GB
- DirectX 12対応GPUが必要
- 必要ストレージは16GB
- 推奨メモリは16GB
- 推奨GPUはGeForce RTX 2060
- 推奨CPUはIntel Core i5-14600KFまたはAMD Ryzen 7 7700
- 正式発売日は未発表
- 価格は未定
- 日本語キャストは未発表
- Steam以外の対応機種は未発表
- 公式情報はMONOPHOBIA Official Websiteで公開
- 最新情報はMONOPHOBIA Official Xで発信
- TGS出展告知はMONOPHOBIA Official X Postで確認可能
- PC版はMONOPHOBIA on Steamでウィッシュリスト登録可能
- TGS開催情報はTokyo Game Show 2026 Official Websiteで確認可能
まとめ
『MONOPHOBIA』は、松竹ゲームズがパブリッシングに加わり、東京ゲームショウ2026で第1章を初試遊できる段階へ進んだ。さらに、シナリオのみかみてれん氏、キャラクターデザインの緜氏という布陣からも、古乃華と篠の関係性が都市伝説の謎と並ぶ重要な軸になることが見えてきた。
発売時期は引き続きSteamで「近日登場」とされている。具体的な発売日や価格、日本語キャスト、Steam以外の対応機種については未発表で、最新ストーリービルドはTGS2026の松竹ゲームズブースで先行して体験できる。
- MONOPHOBIA Official X — Official Tokyo Game Show 2026 Exhibition and Chapter 1 Demo Announcement
- Shochiku / PR TIMES — Official Publishing, TGS 2026 Demo, Creator, and Japanese Voice Announcement
- Shochiku Games — Official MONOPHOBIA Game Page, Story, Characters, Gameplay, and Product Information
- Steam — Official MONOPHOBIA Store Page, Publishers, Features, Languages, Content Warning, and PC Requirements
- Tokyo Game Show — Official TGS 2026 Dates, Venue, Business Days, and Public Days
- Famitsu — September 8, 2026 Report on Shochiku Publishing, Teren Mikami, Wata, and TGS Demo
- 4Gamer — Original March 2026 Steam Page Announcement and Early Gameplay Overview