『偽りのアリス -Retold Tale-』のSteam体験版が2026年9月25日より配信開始となった。『偽りのアリス』公式アカウントでも体験版の公開が告知され、スマートフォン向けRPGとして展開されてきた物語を再構築したビジュアルノベルを、発売前に実際に遊べるようになった。
本作はVISUAL ARTS / team Aecaが開発し、製品版は現在2026年11月発売予定。モバイル版をそのまま移植するのではなく、メインシナリオをベースに新規シナリオやイベントCG、背景、BGM、キャラクター演出などを追加し、プレイヤーの選択によって人物の生死や関係性、結末まで変化する作品として作り直されている。
クイックサマリー
- グローバルタイトル: The False Alice -Retold Tale-
- 日本語タイトル: 偽りのアリス -Retold Tale-
- 形式: ビジュアルノベル
- Steamジャンル: アドベンチャー
- 作品傾向: ダークファンタジー・ビジュアルノベル
- 開発: VISUAL ARTS / team Aeca
- 発売: VISUAL ARTS
- シリーズ: 偽りのアリス
- 対応機種: PC / Windows
- 主な配信先: Steam
- パッケージ: 製品版ディスクも公式サイトに記載
- プレイ人数: 1人
- 体験版: 配信中
- 体験版配信日: 2026年9月25日
- Steam体験版App ID: 4976840
- 製品版Steam App ID: 4013270
- 体験版価格: 無料
- 製品版発売時期: 2026年11月予定
- 具体的な発売日: 未発表
- 製品版価格: 未定
- 対応言語: 日本語
- 対応言語: 英語
- 対応言語: 簡体字
- フル音声: 日本語
- 字幕: 日本語・英語・簡体字
- プレイヤー側主人公: “先生”
- 主人公の状態: 記憶喪失
- 主な舞台: 塵箱
- 世界の住人: 捨てられた物語の失敗作
- 失敗作の呼称: アルター
- 世界の掟: 同じ名を持つ存在同士が殺し合う
- アリスたちの目的: 唯一の“本物”になること
- 主要キャラクター: プリマ
- プリマ: 破壊衝動のアリス
- プリマCV: 悠木碧
- 主要キャラクター: セクンダ
- セクンダ: 冷血なる狩人のアリス
- セクンダCV: 斎藤千和
- 主要キャラクター: テルティア
- テルティア: 臆病な術士のアリス
- テルティアCV: 福圓美里
- 重要人物: アルター・アリス
- アルター・アリスCV: 水瀬いのり
- 主要システム: ストーリー分岐の選択肢
- 選択で変化: キャラクターの生死
- 選択で変化: 人間関係
- 選択で変化: エンディング
- VN機能: バックログ
- VN機能: オートモード
- VN機能: スキップ
- VN機能: セーブ / ロード
- VN機能: ギャラリー
- オープニングテーマ: Alias
- 歌唱: ヰ世界情緒
- 楽曲制作: ナナホシ管弦楽団 / 岩見陸
- 原点: モバイル版『偽りのアリス』
- モバイル版サービス開始: 2019年10月3日
- クラウドファンディング: 目標の1,280%超
- 支援総額: 6,400万円超
- 現在: 体験版配信中、11月の製品版発売待ち
体験版、オープニングムービー、Steam

9月25日よりSteam体験版が配信開始
体験版は2026年9月25日よりSteamで配信されている。
Steam上では製品版とは別のアプリとして登録され、開発はVISUAL ARTS / team Aeca、パブリッシャーはVISUAL ARTSとなっている。
言語は日本語、英語、簡体字に対応。日本語はフル音声にも対応しており、英語と簡体字ではインターフェースおよび字幕を利用できる。
一方、現時点で確認できた公式情報では、体験版が物語のどこまで収録しているのか、平均プレイ時間がどの程度なのか、体験版のセーブデータを製品版へ引き継げるのかといった詳細までは明らかになっていない。
そのため、現段階では本作のビジュアルノベルとしての作りやキャラクター、物語序盤を発売前に試せるバージョンとして捉えるのが適切だ。
3人の偽りのアリス、“本物”になれるのはひとりだけ
物語の舞台となるのは、捨てられた物語の失敗作たちが集められる「塵箱」。
失敗作たちは自らを「アルター」と呼ぶ。
この世界では、同じ名を持つ失敗作が出会えば互いに殺し合い、最後に残ったひとりだけが“本物”になれるという残酷な掟が存在する。
記憶を失った“先生”が目を覚ました先で出会うのは、『不思議の国のアリス』から生まれた3人の失敗作だ。
プリマは、本能と破壊衝動を抱えるアリス。
セクンダは、冷静な判断力と遠距離戦を得意とする狩人のアリス。
テルティアは、臆病ながらも誰かの役に立ちたいと願う術士のアリス。
本来であれば3人は最後のひとりになるまで殺し合うはずだったが、“先生”という存在が入り込んだことで、決められていた物語そのものが狂い始める。
プレイヤーの選択が生死・関係性・結末を変える
『Retold Tale』で大きく変化しているのが、選択肢を軸にした分岐型ビジュアルノベルとしての設計だ。
Steamの商品説明では、物語の重要な場面でプレイヤーが選択を行い、その結果によってキャラクターの生死、関係性、そしてエンディングが変わると説明されている。
つまり“先生”は、3人のアリスを見守るだけの存在ではない。
「本物になれるのはひとり」という塵箱の掟そのものに介入し、死によって終わるはずだった物語を書き換えることができる。
“Retold Tale”というタイトル通り、モバイル版を保存するだけではなく、プレイヤー自身の選択によって別の形へ語り直されることが今回の作品の中心となっている。
2019年のモバイルRPGをビジュアルノベルとして再構築
原作となる『偽りのアリス』は、2019年10月3日にiOS / Android向けとしてサービスを開始した。
童話から生まれた“失敗作”の少女たちを描くダークファンタジー・ノベルRPGとして展開され、さまざまな童話キャラクターを独自の解釈で描いてきた。
2023年には定期的な新規コンテンツ追加を停止し、その後はゲーム内の収益でサーバー費用を維持できる限りサービスを続けるという異例の運営方針へ移行した。
そこから生まれたのが『Retold Tale』の企画だ。
VISUAL ARTSとteam Aecaは、将来的にオンラインサービスが終了しても『偽りのアリス』の物語を作品として残せる形を目指した。
クラウドファンディングでは、新規シナリオ、キャラクターの表情・ポーズ差分、新規イベントCG、新規BGM、新規背景などを追加したADVゲームとして再構築する方針が示された。
最終的には当初目標の1,280%超、支援総額6,400万円超まで到達している。
プリマ、セクンダ、テルティア、アルター・アリスを改めて描く
公式サイトでは、『Retold Tale』版の4人のアリスについて詳細なプロフィールが公開されている。
プリマは悠木碧さんが担当。自分の中にある破壊衝動と向き合う、真紅のドレスをまとったアリスだ。
セクンダは斎藤千和さんが担当。合理的な判断を優先する狩人であり、その判断によって大切な人物を置き去りにした過去を抱えている。
テルティアは福圓美里さんが担当。他人を信じたい気持ちを持ちながら、過去に利用された経験から強い不安を抱えている術士だ。
そしてアルター・アリスは水瀬いのりさんが担当する。
夢から目覚めて現実へ戻るという結末を与えられず、白紙のまま終わった自身の物語に続きを作るため剣を取った存在として描かれている。
それぞれがなぜ“失敗作”と呼ばれるのかを掘り下げる構成も、新しい物語体験を支える要素となっている。
OPテーマ「Alias」は体験版の1週間前に公開
体験版配信に先駆けて、オープニングムービーも公開された。
主題歌は「Alias」。歌唱をヰ世界情緒、楽曲制作をナナホシ管弦楽団 / 岩見陸が担当している。
映像は9月18日に公開され、Steam体験版の配信開始からちょうど1週間前のタイミングとなった。
キャラクターやダークメルヘンな世界観を映像で確認できる重要なプロモーション素材だが、今回のニュースの中心はあくまでSteam体験版の公開だ。
そのため記事ではOPムービーを補助的な埋め込みとして扱い、12枚のグリッドにはSteamのゲーム画面を使用している。
製品版は2026年11月発売予定
公式サイトの最新SPECでは、製品版の発売時期を2026年11月予定としている。
具体的な発売日はまだ発表されておらず、Steam版および製品版ディスクの価格も未定だ。
公式サイトでは、Windows 11 64bit、Intel Core i5以上、8GB RAM、VRAM 4GB、4GB以上の空き容量、1920×1080、DirectX 11を製品仕様として掲載している。
一方、Steam側では最低環境としてCore i3、4GB RAMなど、やや異なる数値も掲載されている。
公式サイトには仕様・内容が変更される可能性があるとの注意書きもあるため、発売時の最終動作環境については今後の更新を確認する必要がある。
製品版Steamページでは現在ウィッシュリスト登録を受け付けている。
注目ポイント
1)サーバーに依存しない形で物語を残すプロジェクト
オンラインサービスの寿命に左右されず、『偽りのアリス』をひとつの作品として残すことが企画の大きな目的となっている。
2)プレイヤーがアリスたちの運命へ直接介入できる
選択肢は単なる会話差分ではなく、生死・関係性・エンディングに影響することが公式に説明されている。
3)単純移植ではなく新規素材を加えて再構築
シナリオ、イベントCG、背景、BGM、キャラクター表現などを追加し、ビジュアルノベルとして作り直されている。
4)発売前に“語り直し”の方向性を確かめられる
製品版は11月予定だが、現在は無料体験版を通して、モバイルRPGからVNへどう変化したのか実際に確認できる。
ゲーム情報
現時点で判明している主な追加情報は以下の通りです。
- グローバルタイトルはThe False Alice -Retold Tale-
- 日本語タイトルは『偽りのアリス -Retold Tale-』
- 開発はVISUAL ARTS / team Aeca
- パブリッシャーはVISUAL ARTS
- 製品版は1人用ビジュアルノベル
- 対応機種はWindows PC
- デジタル版はSteamで配信予定
- 公式サイトでは製品版ディスクも販売形態として掲載
- 製品版は2026年11月発売予定
- 具体的な発売日は未発表
- 価格は未定
- Steamではウィッシュリスト登録受付中
- 体験版は2026年9月25日より配信
- 体験版はApp ID 4976840として登録
- 製品版App IDは4013270
- 体験版は無料
- 日本語対応
- 英語対応
- 簡体字対応
- 日本語フル音声対応
- 英語はインターフェース・字幕対応
- 簡体字はインターフェース・字幕対応
- 主人公は記憶を失った“先生”
- 主な舞台は「塵箱」
- 童話の失敗作は「アルター」と呼ばれる
- 同じ名を持つアルターは互いに殺し合う
- 本来“本物”になれるのはひとりだけ
- “先生”がその掟を狂わせる存在となる
- 選択によってキャラクターの生死が変化
- 選択によって関係性が変化
- 選択によってエンディングが変化
- バックログ搭載
- オートモード搭載
- スキップ搭載
- セーブ / ロード搭載
- ギャラリー搭載
- 製品版SteamではFamily Sharing表記あり
- 体験版Steamメタデータではフルコントローラーサポートあり
- 暴力表現を含む
- 血液、負傷、死体、殺害、ホラー表現も含む
- 開発側は突然のジャンプスケアを使用しないと説明
- プリマは破壊衝動のアリス
- プリマ役は悠木碧
- セクンダは狩人のアリス
- セクンダ役は斎藤千和
- テルティアは術士のアリス
- テルティア役は福圓美里
- アルター・アリス役は水瀬いのり
- オープニングテーマは「Alias」
- 歌唱はヰ世界情緒
- ナナホシ管弦楽団が楽曲制作を担当
- OPムービーは体験版配信前に公開
- 原作モバイルゲームは2019年10月3日サービス開始
- 原作はダークファンタジー・ノベルRPG
- Retold Taleはサーバーに依存しない形で物語を残す目的で開発
- クラウドファンディングの当初目標は500万円
- 開始から数分で目標達成
- 最終的な達成率は1,280%超
- 支援総額は6,400万円超
- 支援金はゲーム開発とリターン制作に活用
- 新規シナリオを追加
- 新規イベントCGを追加
- 新規背景を追加
- 新規BGMを追加
- キャラクターの表情・ポーズ差分も拡充
- 公式情報はThe False Alice -Retold Tale- Official Websiteで公開
- 英語版公式サイトはThe False Alice -Retold Tale- Official English Websiteで公開
- 最新情報はItsuwari no Alice Official Xで発信
- 製品版はThe False Alice -Retold Tale- on Steamでウィッシュリスト登録可能
- OP映像はThe False Alice -Retold Tale- Official Opening Movieで公開
- 開発背景はOfficial Crowdfunding Projectで確認可能
まとめ
『偽りのアリス -Retold Tale-』の体験版公開によって、モバイルゲームの物語を新しい形で残すために始まったプロジェクトを、いよいよ一般プレイヤーも実際に触れられる段階まで進んだ。塵箱の世界、3人のアリス、“先生”の選択が、分岐型ビジュアルノベルとしてどのように語り直されるのかを発売前に確認できる。
製品版は2026年11月発売予定。価格、具体的な発売日、製品版ディスクの詳細、体験版セーブデータの引き継ぎ可否などは現時点ではまだすべて発表されていない。
- The False Alice -Retold Tale- — Official Story, Characters, November 2026 Release Window, Languages, Platforms, and System Specifications
- Steam — Official Store Page, Story, Character Cast, Choice System, Languages, Features, and Content Description
- SteamDB — Demo App Release Date, App ID, Supported Languages, Controller Support, and Steam Metadata
- VISUAL ARTS / YouTube — Official The False Alice -Retold Tale- Opening Movie Featuring Alias
- CAMPFIRE — Official Crowdfunding Project, Reconstruction Details, Added Scenario, CG, Music, and Project Background
- VISUAL ARTS / PR TIMES — Official Retold Tale Project Background and Original Mobile Game History
- PANORA — Isekaijoucho and Nanahoshi Kangengakudan Alias Opening Theme Details
- Itsuwari no Alice Official X — Official Account for Demo Release and Development Updates