サイバーパンクADV『愛とロボット修理技術 All Our Broken Parts』の無料体験版がSteamで配信されている。
開発を手がけるのはTin Bird、パブリッシャーはGCORES PUBLISHING。体験版では製品版の第1章を丸ごと収録しており、プレイ時間の目安は約1時間30分となっている。
クイックサマリー
- タイトル: 愛とロボット修理技術 All Our Broken Parts
- 英語タイトル: All Our Broken Parts
- 簡体字タイトル: 爱与机器人维修技术 All Our Broken Parts
- ジャンル: アドベンチャー、インディー、RPG、シミュレーション
- 主なテーマ: サイバーパンク、SF、ディストピア、医療シミュレーション
- 開発: 锡鸟 Tin Bird
- 販売: GCORES PUBLISHING
- 対応プラットフォーム: PC(Steam)
- 体験版: 無料配信中
- 体験版配信日: 2026年8月3日
- 収録範囲: 製品版第1章
- プレイ時間: 約1時間30分
- 主人公: ルース
- 職業: 機体医師
- 舞台: Happiness City
- 製品版の患者数: 5人を予定
- 製品版の想定プレイ時間: 6~8時間
- 製品版発売日: 未定
- プレイ人数: 1人
- 対応言語: 日本語、英語、中国語(簡体字)、ロシア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語(ラテンアメリカ)
- フルボイス: 非対応
- 最低OS: Windows 10
- 最低CPU: Core i5-10600K
- 最低メモリ: 8GB
- DirectX: Version 11
- 必要ストレージ: 2GB
体験版、トレーラー、キーアート、Steamスクリーンショット

人類が消えた街で、小さな診療所を任された機体医師
舞台となるのは、人間の姿が消え、機械たちだけが暮らす巨大都市。
主人公のルースは、ある医療事故をきっかけに街の片隅にある小さな診療所へ左遷された機体医師だ。そこで日々、さまざまな不調を抱えたロボットたちを診ることになる。
患者が訴えるのは、単純な部品の故障ばかりではない。拒絶反応や記憶の異常、感情の暴走など、“機械だから修理すれば終わり”とは言い切れない症状も持ち込まれる。
診察では聴診用ケーブルで異常箇所を探り、機体を開いて内部を確認。ドライバーなどの工具を使いながら原因を突き止めていく。
現在配信中の体験版では、そんな診療の日々を描く第1章を最初から最後まで遊べる。
患者を直すか、それとも“書き換える”か
登場する患者の事情も一筋縄ではいかない。
視覚センサーに異常な色が映るようになったAI搭載の美術用機体。「涙」を原料に酒を造るものの、突然“味”がわからなくなったバーテンダー型機体。旧式の奇妙なエンジンを抱えた運搬型や、寒いジョークを延々と繰り返す営業型もいる。
ルースにできるのは、壊れた部品を交換することだけではない。
分解、診断、修理に加え、データの書き換えや削除という選択肢も存在する。目の前の症状を消すことが、本当に患者のためになるのか。その判断はプレイヤーに委ねられる。
診療結果は患者のその後だけでなく、ルース自身の立場にも影響していく。
「なぜロボットは夢を見るのか」
物語が進むにつれ、診療所で起きる出来事は街そのものの謎へつながっていく。
なぜ機体は夢を見るのか。なぜ不具合を起こす記憶が、簡単には消せない形で残されているのか。そして、誰も見たことのないという“海”は本当に存在するのか。
街では効率を重視した監査も行われており、基準を満たせなかった機体は回収対象となる。働き続けられることが、そのまま存在を許される条件になっているわけだ。
やがてひとつの事件を境に、ルースの日常は大きく崩れ始める。
人類はどこへ消えたのか。ロボットたちは何のために生み出されたのか。小さな診療所から始まった物語は、都市の過去と未来へ踏み込んでいくことになる。
製品版では5人の患者を中心に、6~8時間ほどの物語が描かれる予定だ。
ドット絵で描く、静かなサイバーパンク
本作のサイバーパンク表現は、巨大企業や派手なネオンだけを前面に押し出したものではない。
雨音が響く部屋、陸橋から眺める夕暮れ、薄暗い診療所、街を行き交う機体――。レトロなドット絵と音楽を使い、都市で暮らす者たちの日常を丁寧に切り取っている。
Tin Birdは、本作のロボットたちに泣き、笑い、悩み、絶望し、誰かを愛し、愛されようとする感情を与えたとしている。
機械を修理するゲームでありながら、その奥にあるのは「働くこと」「自分らしさ」「記憶」「感情」といった、人間にも身近なテーマだ。
注目ポイント
1)診察そのものが物語になる
分解や修理は独立したミニゲームではなく、患者の背景や悩みを知るための重要なプロセスとして組み込まれている。
2)“正常に戻す”ことが正解とは限らない
データを書き換えれば症状は消えるかもしれない。しかし、それが患者本人の望む治療なのかは別の問題だ。
3)生活感のあるサイバーパンク世界
世界の危機だけでなく、仕事や評価、日々の暮らしに疲れた機体たちの姿を通して都市社会を描いている。
4)第1章を無料で最後まで遊べる
約1時間30分の体験版で、診療システムとストーリーの方向性をしっかり確認できる。
ゲーム情報
現時点で判明している主な情報は以下の通り。
- 『愛とロボット修理技術 All Our Broken Parts』はTin Birdが開発
- パブリッシャーはGCORES PUBLISHING
- PC(Steam)向けに開発中
- 無料体験版は2026年8月3日に配信開始
- 体験版には製品版第1章をすべて収録
- プレイ時間は約1時間30分
- 主人公は機体医師のルース
- 舞台はHappiness City
- 人間の姿はすでに消えている
- 患者は機械的な故障だけでなく、記憶や感情の問題も抱えている
- 分解、診断、修理、データの書き換えや削除を行える
- 選択によって患者の運命が変化する
- 製品版では5人の患者が登場予定
- 製品版の想定プレイ時間は6~8時間
- 製品版の発売日は未定
- レトロなドット絵でサイバーパンク都市を表現
- 1人用タイトル
- 日本語を含む6言語に対応
- フルボイスには対応していない
- 最低メモリは8GB
- 必要ストレージは2GB
- 製品版の詳細はSteam公式ページで確認できる
- 体験版はSteamのデモページからダウンロード可能
- 最新情報はTin Bird公式Xで発信されている
まとめ
『愛とロボット修理技術 All Our Broken Parts』は、故障したロボットを直すという行為を通じて、記憶や感情、労働、そして「その個体らしさ」を描くサイバーパンクADVだ。
Steamでは第1章を収録した無料体験版が配信中。製品版は5人の患者を軸に6~8時間程度のボリュームを予定しているが、発売時期については今後の発表を待つことになる。
- Steam — Official Game Page, Story, Developer, Publisher, Languages, and System Requirements
- Steam — Official Demo Page, Ruth, Chapter 1, Patients, and Estimated Playtime
- Tin Bird X — Official Free Steam Demo Announcement
- YouTube — Official All Our Broken Parts Demo Launch Trailer
- GCORES — Official Demo Release Announcement and Game Overview
- Gamer.ne.jp — Japanese Report on the Steam Demo and Robot Doctor Gameplay
- Gematsu — Game Database, Japanese Title, Developer, Publisher, and Overview