個人ゲーム開発者・秋月夢氏による推理アドベンチャー『Trick × Trick』が、発売直後から想定を上回るスタートを切っている。
秋月氏は、2026年8月15日のSteam配信開始から1日も経たないうちに、開発費を上回るほど多くのユーザーに遊んでもらえていると報告。開発費を回収できるかどうか自体に不安を感じていたとして、プレイヤーへの感謝を伝えている。
クイックサマリー
- タイトル: Trick × Trick(トリック トリック)
- 形式: ゲーム
- ジャンル: 推理アドベンチャー / ビジュアルノベル
- テーマ: 超能力×ミステリー×デスゲーム
- 開発: 秋月夢
- パブリッシャー: 秋月夢
- 発売日: 2026年8月15日
- 配信開始: 12時 JST
- プラットフォーム: PC(Steam)
- 対応OS: Windows
- プレイ人数: 1人
- 発売直後の実績: 1日未満で開発費を上回る規模に到達
- 販売本数: 未公表
- 具体的な開発費: 未公表
- 純利益: 未公表
- 物語: 12人の高校生が謎の建物に閉じ込められる
- 目的: 閉じ込めた黒幕を特定する
- 脱出条件: 投票で黒幕を暴く、または黒幕を暗殺
- 誤投票: 指名された人物が処刑される
- 超能力: 12人それぞれが異なる能力を持つ
- ゲーム構成: 日常、事件、捜査、裁判
- 捜査: 現場などから証拠品を収集
- 裁判: リアルタイムで議論が自動進行
- 攻略: 嘘・矛盾を見抜き証拠を突きつける
- 主人公: 天海継人
- 能力: 「少数派」
- シナリオ量: 20万字以上
- 想定クリア時間: 約15時間
- OP: 「Brand New Blood」/揚羽胡蝶
- ED: 「Elegy of You」/熊蜂えま
- ウサポン役: 尾丸ポルカ
- ボイスオーディション: 約3,000件の応募
- 対応言語: 日本語
- その他言語: 検討中
- Steam Family Sharing: 対応
- 通常価格: 1,500円
- 発売記念価格: 1,200円
- 割引: 20%オフ
- セール終了: 2026年8月28日
- 最低メモリ: 4GB RAM
- 必要容量: 4GB
- センシティブ表現: 流血、刺傷、殴打、遺体、自殺を扱う場面
- 実況: OP・EDを含む全編配信可能
- 実況ルール: 各章クリア後、次章の配信まで3日間空ける
初動報告、公式PV、Steam、ゲーム画面

「開発費を回収できるか不安だった」から一転
秋月夢氏は8月16日、自身のXで『Trick × Trick』の発売直後の反響についてコメントした。
投稿によれば、発売から1日も経たない段階で、開発費を上回るほど多くのユーザーに遊んでもらえているという。
秋月氏は、そもそも開発費を回収できるのかさえ不安だったことにも触れ、想定以上のスタートへの感謝を伝えている。
ただし、具体的な開発費や販売本数は公開されていない。
また、この発言は監査済みの純利益を示すものではなく、Steamの取り分、税金、返金、今後の運営・更新費用などを含めた詳細な収支報告でもない。
現時点で言えるのは、少なくとも作者自身が想定していた損益分岐への不安を、発売初日の反響が大きく上回ったということだ。
12人の高校生が命懸けで黒幕を探す
舞台は、主人公を含む12人の高校生が閉じ込められた謎の建物。
彼らに提示されたルールは、閉じ込めた黒幕を見つけ出すこと。
投票によって黒幕を特定できれば脱出へ近づくが、間違った人物を指名すると、その人物が処刑される。
もうひとつの方法は、黒幕を特定して暗殺すること。
さらに、建物で目を覚ました12人には、それぞれ異なる超能力が宿っている。
超能力はキャラクターを特徴付けるだけでなく、事件のトリックや推理そのものに深く関わる要素として扱われる。
捜査で証拠を集め、リアルタイム裁判へ
ゲームは大きく日常パート、事件発生、捜査、裁判という流れで進行する。
日常パートでは、閉じ込められた仲間たちとの会話を通して、それぞれの人物像や関係を知っていく。
事件が起こると、現場や関係する場所を調べて証拠品を収集。
その後の裁判では、集めた情報を使って犯人を追い詰める。
特徴的なのが、議論がリアルタイムで自動進行することだ。
プレイヤーは流れていく会話の中から嘘や矛盾を見つけ、適切なタイミングで対応する証拠を突きつけなければならない。
シナリオ20万字超、想定クリア約15時間
発売時の公式情報では、シナリオ量は20万字以上。
想定クリア時間は約15時間とされている。
一方、発売後に寄せられたクリア報告について、秋月氏はテンポよく進めるユーザーの場合、7~8時間程度でクリアしているケースもあるとコメントしている。
読書速度や捜査にかける時間によって、実際のプレイ時間にはかなり差が出るようだ。
本編にはオープニングとエンディング楽曲も収録。
OPは揚羽胡蝶による「Brand New Blood」、EDは熊蜂えまによる「Elegy of You」となっている。
約3,000件からキャストを選出
キャラクターボイスの選考では、匿名形式のオーディションが実施された。
応募総数は約3,000件に達し、投票を含む選考を経て各キャストが決定した。
主人公・天海継人役は乃花こより。
そのほか11人の高校生にもそれぞれキャストが用意されている。
マスコットキャラクターウサポン役はホロライブ所属の尾丸ポルカが担当。
さらに、木村千咲、幡野智宏、羽瑠流ウル、瀬兎一也らもサブキャストとして参加しているが、ミステリーの核心に関わる一部キャラクター名は「???」として伏せられている。
現在は日本語のみ、他言語は検討中
Steam版は現在、日本語のインターフェースと字幕に対応。
英語を含む他言語はまだ実装されていない。
公式サイトでは、その他の言語について検討中と記載されているものの、具体的な言語や実装時期は発表されていない。
対応機種も現在はWindows PC(Steam)のみ。
日本価格は通常1,500円で、発売記念20%オフにより1,200円。セールは8月28日まで実施される。
全編実況OK。ただし章ごとに3日間の待機ルール
『Trick × Trick』は、ストーリー重視のミステリー作品としては比較的オープンな実況ガイドラインを用意している。
OP・EDを含めて全編配信可能で、YouTube、Twitch、ニコニコ、TikTokなどの広告収益化や、投げ銭・メンバーシップも許可されている。
一方、発売直後からすべてのネタバレが一気に広がることを防ぐため、独自の進行ルールが設けられている。
ひとつの章をクリアした後は、次の章を配信するまで3日間空ける必要がある。
また、犯人、結末、重要人物の生死といった重大なネタバレをサムネイルやタイトル、動画冒頭などへ直接掲載しないよう求めている。
注目ポイント
1)個人開発作が発売直後に損益分岐への不安を突破
発売前には開発費の回収自体を心配していた作品が、1日未満でその水準を超えたという報告は、インディー作品の初動として印象的だ。
2)超能力が事件のトリックそのものに絡む
能力はバトル用の必殺技ではなく、誰が何をできるのかという条件そのものが推理材料になる。
3)リアルタイム議論で判断速度も求められる
会話が自動で進むため、証拠を持っているだけでは足りず、どの発言に対して使うのかをその場で判断する必要がある。
4)個人制作ながら比較的大規模な構成
20万字以上のシナリオ、約15時間の想定ボリューム、複数キャスト、OP・ED、約3,000件のボイス応募など、個人開発としては幅広い制作要素を抱えている。
ゲーム情報
現時点で確認できる追加情報は以下の通り。
- 『Trick × Trick』は秋月夢氏が開発・販売
- 日本での正式発売日は2026年8月15日
- 配信開始時刻は12時
- Steamの一部表示ではタイムゾーン由来で8月14日表記になる場合がある
- SteamDB上のrelease timestampは8月15日02時50分UTC
- 対応機種はWindows PC(Steam)
- ジャンルは推理アドベンチャー
- シングルプレイ、Steam Family Sharing対応
- デスゲーム参加者は12人
- 全員が異なる超能力を持つ
- 日常、事件、捜査、リアルタイム裁判で進行
- シナリオは20万字以上
- 公式想定プレイ時間は約15時間
- 早いプレイヤーでは7~8時間程度のクリア報告もある
- ボイスオーディションには約3,000件の応募
- ウサポン役は尾丸ポルカ
- OPは「Brand New Blood」
- EDは「Elegy of You」
- 現在の対応言語は日本語
- その他言語は検討中
- 通常価格は1,500円
- 発売記念価格は1,200円
- 20%オフセールは8月28日まで
- Windows 10 64-bitが最低条件
- Intel Core i3相当以上
- メモリ4GB以上
- DirectX 11対応GPUが必要
- 空き容量4GB
- 流血、刺傷、殴打、遺体、自殺を扱う描写を含む
- OP・EDを含む全編実況が可能
- 章ごとの待機期間とネタバレルールあり
- 詳細は『Trick × Trick』公式サイトで確認可能
- 購入はSteam『Trick × Trick』から可能
- 実況ルールは公式配信・二次創作ガイドラインに掲載
- 最新情報は秋月夢氏のXで発信
- 作品公式XはTrick × Trick公式
まとめ
『Trick × Trick』は、発売前に秋月夢氏が抱えていた「開発費を回収できるのか」という不安を、発売から1日も経たずに上回る初動を記録した。
ゲーム本編は、12人の高校生と超能力、事件捜査、リアルタイム議論を組み合わせた約15時間規模のデスゲームミステリー。現在はSteamで日本語版が販売されており、8月28日までは20%オフの1,200円で購入できる。
- Akizuki Yume Official X — Development Cost Milestone Less Than One Day After Release
- Akizuki Yume Official X — Official Steam Launch, Price, Discount, and Streaming Information
- Trick × Trick Official Website — Story, Characters, Gameplay Systems, Cast, Music, and Specifications
- Steam — Official Store Page, Features, Language, Mature Content, and System Requirements
- Trick × Trick Streaming Guidelines — Full-Game Streaming, Chapter Waiting Period, Spoiler Rules, and Monetization
- Famitsu — Japanese Launch, 200,000-Character Scenario, 15-Hour Playtime, Voice Audition, and Release Price
- SteamDB — Release Timestamp and Regional Steam Pricing