Sounding StoneとMaouCat Studioによる新作ADV『血の百合:殺人鬼は百合に挟まるな』が、2026年9月15日にSteamで発売される。
価格は税込624円。現在は物語の導入を遊べる無料体験版が配信されているほか、発売日の発表にあわせて第2章のオープニング映像も公開された。
なお、Steamストアでは地域やタイムゾーンによって9月14日と表示される場合がある。日本向けの公式告知では9月15日発売として案内されている。
まず押さえておきたいポイント
- タイトル: 血の百合:殺人鬼は百合に挟まるな
- 英語タイトル: Blood Lily: Killers Can't Sink a Yuri Ship
- 繁体字中国語タイトル: 血百合殺人魔
- ジャンル: B級ホラー風ミステリコメディADV
- 発売日: 2026年9月15日
- 一部地域のSteam表示: 2026年9月14日
- 対応プラットフォーム: PC(Steam)
- 開発: Sounding Stone / 老奉毊、MaouCat Studio / 魔王貓工作室
- 販売: Sounding Stone / 老奉毊、RMAsia
- 価格: 税込624円
- 体験版: 配信中
- 体験時間の目安: 約20~25分
- 物語構成: 全2章
- エンディング: 全10種
- 探索形式: 見下ろし型
- 画面表現: ドット絵と2.5Dカメラワーク
- 主人公: リリ
- リリの想い人: スイ
- 旅先で出会う少女: アキ
- 英語版での名前: Lily、Sally、Lucy
- 舞台: 旅行先の旅館
- 特徴: 仲間以外の人物は基本的に黒いシルエットで登場
- 第1章: TRPGリプレイをもとに大幅な脚色を加えて制作
- 原案となったTRPGシナリオ: マリコロ
- プレイ人数: 1人
- Steam機能: 実績、Steam Cloud、ファミリーシェアリング
- 対応言語: 日本語、英語、中国語簡体字、中国語繁体字
- フルボイス: 非対応
- 成人向けコンテンツ表記: 殺人、暴行
- 必要ストレージ: 460MB
- 最低解像度: 1280×720
- 参加企画: 巴哈姆特30周年インディーゲームプロモーションプログラム
公式告知、第2章OP、Steam、ゲームビジュアル

告白のための旅行、それなのに殺人鬼が邪魔をする
主人公のリリは、少しお嬢様気質の女子大生。親友のスイに長いあいだ片思いしているものの、二人の関係を壊すことが怖く、なかなか気持ちを伝えられずにいた。
そこでリリは、告白の機会を作るためスイを旅行へ誘う。日常から離れた旅館で二人きりの時間を過ごし、今度こそ想いを打ち明ける――はずだった。
ところが、旅先で殺人事件が発生。しかも状況を調べるうちに、犯人は一人とは限らない可能性まで浮上する。
せっかくの恋路を台無しにされたリリは、「スイちゃんとわたくしの間に割って入らないで!」と殺人鬼たちへ宣戦布告。ロマンスの行方と事件の真相を同時に追う、物騒で騒がしい旅行が始まる。
道中では、ギャル風の少女アキとも出会う。彼女が二人の味方になるのか、それとも事件へ別の形で関わるのかが、物語の鍵の一つとなる。
仲間以外は全員シルエット――誰を疑うべきか
本作を象徴する仕掛けが、主人公たち以外の人物を黒いシルエットで描く演出だ。
髪形や服装、肩書きといった最低限の特徴は確認できるものの、表情や素性は一目では分からない。いかにも怪しい人物が無関係かもしれず、平凡そうな宿泊客が重大な秘密を抱えている可能性もある。
リリたちは旅館内を歩き回り、気になる場所を調べながら手掛かりを集めていく。会話や調査が進むにつれて、シルエットだった人物の情報も少しずつ埋まっていく仕組みだ。
キャラクターデザインから犯人を予想しにくいぶん、プレイヤー自身が証言や状況を整理する必要がある。一方で、あからさまに物騒な呼び名や見た目を使ったB級ホラーらしい笑いも盛り込まれている。
見下ろし型探索と2.5Dカメラで旅館を調査
会話を読み進めるだけでなく、ドット絵で描かれたマップを実際に探索できるのも本作の特徴となる。
プレイヤーはリリたちを操作し、客室や廊下、事件現場を移動。オブジェクトを調べたり、宿泊客へ話を聞いたりしながら、事件当時の状況を組み立てていく。
画面は見下ろし型を基本としつつ、場所や演出に応じて2.5Dのカメラワークを採用。平面的なマップに奥行きを持たせ、会話シーンと探索シーンの切り替えにも変化を付けている。
バトルシステムは発表されておらず、調査、会話、選択肢、推理がゲームプレイの中心となる。
選択次第で10通りの結末へ
リリとスイの運命は、プレイヤーが選ぶ行動や返答によって変化する。
用意されるエンディングは全部で10種類。犯人を突き止められるかどうかだけでなく、二人の関係、同行者の安否、誰を信じたかといった要素も結末へ影響する。
グッド、ノーマル、バッドといった内訳や、各ルートへ入る条件は発売前の段階では明かされていない。
一度のプレイですべてを見ることはできないため、別の選択肢を試したり、見落とした証拠を探したりする周回プレイが想定されている。Steam実績にも対応する予定だ。
全2章構成、第1章はTRPGセッションを大胆に再構成
物語は全2章で構成される。
第1章の一部は、開発者と友人たちが遊んだTRPGセッションのリプレイを土台としている。元となったシナリオはマリコロが執筆し、許諾を得たうえでゲーム化された。
ただし、実際のセッション内容をそのまま再現した作品ではない。ゲーム向けに登場人物、事件、選択肢、展開を大幅に組み替えている。
第2章では、ゲーム独自の物語がさらに進展する。発売日発表と同時に公開された専用オープニングでは、新たな人物や事件の断片を確認できる。
現時点で、第2章を別売りDLCとして提供するという案内はない。2章とも製品版に収録される予定だ。
約20~25分の無料体験版を配信中
Steamでは、物語の冒頭を収録した体験版を無料でダウンロードできる。
プレイ時間は約20~25分。リリとスイの関係、本作の会話テンポ、旅館探索、シルエットを使った演出などを購入前に確認できる内容となっている。
製品版の国内価格は税込624円。日本語のほか、英語、中国語簡体字、中国語繁体字にも対応する。
フルボイス作品ではないものの、必要容量は460MBと軽め。1280×720以上の画面解像度が推奨されている。
『血の百合ループ』『血の百合怪談』に続くシリーズ最新作
本作は、Sounding Stoneが展開する「血の百合」シリーズの最新作だ。
2024年発売の『血の百合ループ』では、クトゥルフ神話とタイムループを背景に、リリとスイの関係が描かれた。
2025年の『血の百合怪談』は、オカルト研究会の少女たちが深夜に怪談を語る短編ホラー。話が進むにつれ、語られている怪異が彼女たち自身へ近づいていく構成だった。
最新作では、同シリーズらしい百合、ホラー、2.5D探索を引き継ぎつつ、連続殺人をめぐる推理とB級映画風のコメディを前面に出している。
過去作を遊んでいれば人物関係をより深く理解できるが、今回の事件そのものは新作からでも追える作りとなりそうだ。
注目ポイント
1)百合の告白と殺人事件を同時進行
リリにとっては事件解決だけでなく、スイへ想いを伝えられるかどうかも一大事。緊迫した状況でも恋愛優先の姿勢が笑いにつながる。
2)顔の見えない登場人物たち
仲間以外がシルエットで描かれるため、デザインだけで善人と犯人を見分けることができない。
3)10種類のマルチエンディング
誰を信じ、どの手掛かりを追い、どんな言葉を選んだかによって、事件と恋の両方が異なる結末へ向かう。
4)発売前に無料で雰囲気を確認できる
体験版では、探索、会話、ユーモア、ホラーの強さを実際に確かめられる。
ゲーム情報
現時点で判明している主な情報は以下の通り。
- 『血の百合:殺人鬼は百合に挟まるな』は「血の百合」シリーズ第3作
- 日本向けには2026年9月15日発売と発表
- 地域設定によってSteamでは9月14日と表示される場合がある
- 開発はSounding StoneとMaouCat Studio
- 販売はSounding StoneとRMAsia
- 国内価格は税込624円
- 対応機種はPC(Steam)
- 約20~25分の無料体験版を配信中
- 物語は全2章構成
- 第1章の一部はTRPGリプレイをもとに制作
- TRPG原案はマリコロ
- 第2章のオープニング映像が公開済み
- 主人公リリは親友スイに片思いしている
- 告白旅行が複数の殺人鬼によって台無しになる
- 旅先でアキと出会う
- 英語版ではLily、Sally、Lucyという名前を使用
- 仲間以外の人物は黒いシルエットで登場
- 見下ろし型マップを2.5Dカメラで探索
- 選択によって全10種類のエンディングへ分岐
- Steam実績とSteam Cloudに対応
- 日本語、英語、中国語簡体字、中国語繁体字を収録
- フルボイスには非対応
- 成人向けコンテンツ欄には殺人と暴行を記載
- 必要ストレージは460MB
- 体験版と製品情報はSteam公式ページで確認できる
- 最新情報はSounding Stone公式Xで発信されている
- 映像はSounding Stone公式YouTubeで公開中
まとめ
『血の百合:殺人鬼は百合に挟まるな』は、リリとスイの告白旅行を、顔の見えない容疑者と複数の殺人鬼がかき乱すミステリコメディADVだ。
発売日は日本時間で2026年9月15日。10種類の結末と全2章の物語を収録し、Steamでは発売に先駆けて無料体験版が配信されている。
- Steam — Official Store Page, Demo, Story, Characters, Features, Languages, and System Requirements
- Official X — Japanese Release-Date Announcement and Chapter 2 Opening Reveal
- Official X — English Release Announcement and Wishlist Information
- Official YouTube — Blood Lily Chapter 2 Opening
- 4Gamer — Japanese Price, Release Date, Demo Contents, Chapters, and Ten Endings
- AUTOMATON WEST — Story Premise, Ryokan Setting, Silhouette System, and Chapter Structure
- EAIGC — Official Game Overview, Characters, TRPG Background, and Streaming Guidelines
- Game*Spark — Demo Length, Japanese Pricing, and Gameplay Overview